花のコンシェルジェ

9月のおすすめ ケイトウ

涼しくなったり残暑が戻ったり、忙しい季節の変わり目。でも朝夕は秋の気配を感じるようになった気がします。暑さが落ち着いてくれると花の持ちが良くなるし、店内は花に加えて実モノや枝モノたちの種類が増えて、ちょっとワクワクしている今日この頃♪

そうなるとおすすめしたい花もたーくさんあるのですが、今回はケイトウをご紹介したいと思います。毛糸、じゃないですよ。「鶏頭」と書きます。ニワトリのトサカに似ていることからついたそうです。

ケイトウ1

 

出会ったときには正直、「ん???脳ミソ???」なーんて思ってしまいましたが、でもどうしてこんな形になるんでしょうねー。それは「帯化(石化)」という現象のせい。植物の茎の一部や成長点が扁平化する現象のことを言います。この現象がケイトウには遺伝的にインプットされているんですね。不思議です。

 

形は、平たいもの、毬のようにコロッとしているもの、シュッと細長いもの、フサフサと筆のようなものなど。色は、温かみのある赤やピンク、オレンジ、黄色といったイメージが強いかと思います。最近はちょっとアンニュイな大人色といいますか、落ち着いたトーンのピンク系やグリーン系、ベージュ、茶系のものもあって、シックな雰囲気も出してくれます。
ケイトウ2

 

日本には奈良時代にやって来ました。当時は観賞用の他に、染色の原料や、食用、薬用にも栽培されていました。ん?食用?♪はい!かつては葉や芽をおひたしやゴマ和えにしたり炒め物にしたりと、山菜感覚で食されていたようです!現在はどうなんでしょうね…あまり聞かないですねぇ。

 

でも!アマランサスって聞いたことありませんか!?美容と健康に良いとされ、雑穀コーナーで販売されています!実はこれケイトウの仲間で、種子の部分を食用とし、上質なタンパク質と鉄分、ミネラル、食物繊維が豊富なんです

久々の食いしん坊ネタに出会えてうれしいです!やっぱり食欲の秋になっちゃうのかな~♪♪いえいえ、美容と健康と花あしらいの秋にしましょ~♪

 

丈を長く飾ってもいいし、思いっきり短くカットして、ポコッと飾ってもかわいらしいです。グリーンや実モノなどと合わせていろんなバリエーションを楽しんでください♪

ケイトウ3
緑色の日扇(ヒオウギ)の実と一緒に

 

もう脳ミソなんて思いません!仕事で触れあい続けているうちに、ちょっと偏見の眼差しで見ていた花もだんだん愛着がわいてくるもので、いままでごめんね、って心の中でお詫びした花もありました。

みなさんもそう感じている花や植物があるかもしれませんが、少しずつでよいので、たくさんの花たちと仲良くなってくれたらな~と、秘かに密かに願っております。

 

★原産…インド、熱帯アジア、メキシコ~アンデス南部
★花言葉…おしゃれ、個性、色あせぬ恋 など
★出回り時期…7月頃~10月頃
★日持ち…1週間前後
★飾るンポイント…茎がとろけて濁りやすいので、深水にならないように。花瓶と水を清潔に。うまく乾燥できるとドライフラワーにもなります。

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