花のコンシェルジェ

4月のおすすめ すずらん

小さな小さな鈴のような花が、うつむきかげんでひっそり葉に隠れて咲いているような姿から「君影草」との呼び名もあります。

ドイツでは「5月の小さな鐘」と呼ばれ、なんとも可憐で愛らしい花です。

さわやかで品のある香りもうっとり心地よく、バラ、ジャスミンと並んで世界三大芳香とされ、香水や石鹸の香料などにも使われています。「聖なる香り」と言われ、好きな人にふりかけると両想いになれる!というジンクスもあるとか?!

 フランスでは5月1日を「ミュゲ(すずらん)の日」として、大切な人へすずらんを贈ります。贈られた人には幸福が訪れてくれるそうです。

この日フランスはメーデー(国民の休日)なので働いている人は少ないのですが、道端や広場にすずらん売りの露店が並び、街中がにぎわうのです。幸せとすずらんの香りに包まれてステキな1日なんだろうな~と想像するだけでハッピーな気分になれますね♪

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   たくさんのすずらんをいっぱいに楽しむ

花言葉も幸せや美しさを意味するものが多く、あんなに小さいのにたくさんの人をハッピーにしてくれるなんて、あらためて感動しちゃいます。花や植物って、小さくても大きくても、たった1輪でも、癒してくれたりパワーをくれたり、ありがたい存在です。

お花屋さんで見かけるもののほとんどがヨーロッパ原産のドイツスズランです。日本に自生するすずらんよりも大きめで香りも高いです。

ちなみに、漢字では「鈴蘭」と書きますが、ランではなくユリの仲間です。花が鈴、葉はランの葉に似ているところから、このように書くようです。


それから、こんなに可憐で愛らしいのに、毒性があるのでくれぐれも食べないように!活けていたお水も飲まないように!…ってまた!コラコラ!

大切な人の幸せを願って、花言葉と香りに託して。届きますように。

もちろんご自身にも!

 壁掛けにも
  カラフルな瓶たちと

菊の仲間のマトリカリアと一緒に
    菊の仲間のマトリカリアと一緒に

 

★原産…ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、日本 など

★花言葉

…フランスでは、
  ・ずっと前から好きでした ・幸福の再来 ・さりげないお洒落
  ・仲直りしましょう ・あなたの美しさ以上にあなたを飾るものはない  など。

…日本では、
  ・幸福が来る ・幸福の再来 ・意識しない美しさ ・純粋 ・癒し ・平静 など

★日持ち…5日ほど。

★飾るンポイント…1本の茎に数輪、縦に連なって花がつきます。下の花から咲いて終わっていくので、花がらを取り除いてあげてください。根つきのものは、お水を換える時に根の先端を少しずつ切ってお手入れしてあげてください。お水は清潔に。

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