新しい働き方

第2回: 非正規社員という働き方 【メリット2】時間と場所の制約を受けずに働く

「ワークシフト」という言葉のネット上での人気(Google検索数)は、同名の書籍(※1)が出版された2012年をピークに下がってきていますが、最近また雑誌(※2)やセミナーで「ワークシフト」「働き方」という言葉を目にするようになりました。
働き方の変化は、クリエイティブ層など「アーリーアダプター」(※3)を中心に起きており、時間差を経て一般にも広がってくる可能性があると考えています。

この特集では、身近にいる「少数派として働く人々」へのヒアリング結果をもとに「新しい働き方」について考えます。

※1:「ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図」(リンダ・グラットン)
※2:Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー)別冊 2015年5月号表紙「10年後の世界で通用する働き方・学び方」など
※3:流行に敏感で、積極的に情報収集を行い、判断する人。

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「新しい働き方」に関するインタビュー特集、第2回目も「非正規社員」(アルバイト従業員)にヒアリングしました。お話をうかがったのは、Aiさんの後任としてサイト編集サポートをしていただいているcozyさん(30代女性)です。

●cozyさんの基本情報

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大学卒業後、会社員を1年経験した後、役者となって15年。演技の他に司会やリポーター活動などのスキルも積む。
ソルクシーズでは、2015年7月から「菜緒さんの企画ノート」サイトの編集サポート業務に従事(俳優業とのダブルワーク)。

 

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■ 非正規社員という働き方■

 【メリット2】時間と場所の制約を受けずに働く
ダブルワーク、リモートワーク
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-現在、ダブルワークという働き方を選択しているのはなぜですか?

これは、少し難しい質問です。まず私の俳優・司会業という仕事の形態自体が、「ダブル」・・というか、トリプルというか。。。ある一定の雇用先やクライアントと常につながっているわけではなく、それぞれのクライアントとつながった糸が何本もあるような仕事スタイルだからです。

自分が提供することは、時間も内容もそのお仕事によって変わります。演じたり司会をする「表」のお仕事だけでなく、キャスティングを頼まれたり、メールマガジンを書いたりDVDデザイン、会計などもします。なんでも屋さんです(笑)

なので、私としては、俳優業と編集サポートという「ダブルワーク」という感覚ではなく、いくつものお仕事スタイルにあるひとつの「クライアント」といった意識ですね。そういった働き方は、「選択」しているというより、職業柄、自然にそうなっていきました。

 

-ダブルワークって、実際のところどうですか?

スケジュールの管理や各仕事内容の意義づけも“全て自分で“ しなければならないので、自由であり孤独でもあります。

時間が来てはじまっておわる、ということでもない個人事業主なので、家にいても旅行中でもずっと仕事をしている時もありますし、土日も関係ありません。成果主義なので、金銭面ももちろん不安定です。逆に管理さえできれば、長期で休みをとることが出来たり、様々なお仕事をしたりすることも可能です。

最近はライフワークバランスがとれてきましたが、以前は仕事99%で走り続けていた時期もありました。好きで情熱を傾けられる職業だからこその行為だったと思います。

 

-オフィスワークで、コラボレーションツール(チャットワーク)の利用を要求されたことについて、とまどいや抵抗はありましたか?
※業務の効率化を目的としたビジネスチャットツール。ネットワークを利用していつでもチャットが可能。

「郷に入れば郷に従え」。そのお仕事で必要なことや文化であれば、問題なく従います。

ただ、パートタイム契約でのお仕事の場合、時間外で利用を要求されると少し抵抗はあります。他のお仕事へ配分している時間への物理的な影響もありますが、気持ちの切り替えの部分が大きいかもしれません。

 

-(オフィスワークで)スキルアップする可能性を感じますか?どんなスキルが伸びると感じていますか?

どのお仕事も、興味があり、自分の力を少しでも役立たせることができると思うお仕事を希望しているので、その可能性は感じます。どんなスキルを得るかというのは、自分の意識次第とも思います。

技術的な面だけでなく、新しい場所で仕事をすればそれだけ、新しいひとや文化に触れるので、そのコミュニケーションの中で、意識の広がりや刺激が得られると思っています。それはそのまま役者というお仕事や、司会業にも役立つことであると思います。

-会社員として働いていたときと、ダブルワークしている今と、一番の違いはなんでしょうか?

管理責任が自分にダイレクトにかかってくるか、会社が肩代わりしてくれる部分があるかという違いが大きくあると思います。

ダブルワーク、というか個人事業主になってからは、対応すべき先がさまざまで、それに対応するのは自分以外にいません。その分、責任もダイレクトに自分にかかってきますし、仕事の成果や個性の発揮という喜びもダイレクトに感じられるものだと思います。

そしてダイレクトというのは、“組織”というクッションなく“自分”に響くので、良いときも悪いときも自分の人間性やプライベートに大きく影響する気がします。

ドライブで例えるなら、何人かで車で行くか、ひとりでバイクに乗って疾走するか、のような。楽しさや自由性やリスクがそれぞれ違います。

 

-今後はどんな働き方・仕事をしていきたいですか?

ないものねだりではありますが、やはり大きな会社の正社員として働いている方への憧れのようなものはあります。自分の思いやスキル、生活スタイルもひとつに注力していけることは素晴らしいと思います。

会社員でなくとも、やはりダブルワークというスタイルより、本来はひとつの仕事に注力していけることが良いと思います。そのひとのタイプにもよりますが、私はあんまり器用なタイプではないので、その方が気持ちと頭がラクでは、と。

今後は、ダブルワークかどうかなど収入先の数はどうあれ、なるべくシンプルなスタイルでお仕事が出来たらいいなと思います。

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