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現場の取り組み

情シス野郎チラシの裏【29】 磯野家とスマートホーム

現場の取り組み

日曜夜のゆかいな国民的アニメ、「サザエさん」のスポンサーが4月から交代となるらしい。交代後のスポンサー候補にはAmazonジャパン社が名を連ねている。

サザエさん(磯野家)と言えば、電話は黒電話、テレビはブラウン管、である。これまで波平の方針によって(?)、プッシュホン、PC、携帯電話、液晶テレビ、スマホなど、全て磯野家には導入が見送られている。

あまりにも強大な波平の力が時代の流れをガッチリと抑え込んでいたわけだが、今回は通販界の黒船、Amazonが相手である。

あの波平が首を縦に振ったとしたら、磯野家は大幅な方針転換を迫られることになる。

それはAmazon Echoの存在が理由である。

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Amazon Echoは、IoT対応エアコンやテレビ、照明などと連携し、声で操作することを可能にする製品であり、ライバル製品としてはGoogle社のGoogle Homeが有名。

今後急速にスマートホーム市場が拡大することが予想される中、Amazon EchoやGoogle Homeはスマートホーム内に点在するIoT家電のハブとなる存在である。

おそらくAmazon EchoはAmazonが今後も力を入れていく製品の一つになるだろう。

もし磯野家に導入された場合の宣伝効果は計り知れず、Amazonとしては何としても波平を口説き落としたいところではないだろうか。

ちなみにご存じの通り、Amazon Echoに対して命令する時には「アレクサ、○○して」と呼びかける必要がある。

「アレクサ、」の部分がウェイクワード※となっており、変更可能だが選択式であるため好きな名前に変えることは出来ない。
※ウェイクワード(Wake Word):スマートスピーカーを使う時に呼びかける単語のこと

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もし磯野家に導入された場合、きっと以下のようなやり取りが繰り広げられることだろう。

サザエ 「アレクサ、テレビつけて。」
Echo 「かしこまりました。何チャンネルにしますか?」
サザエ 「いつも見てるアレよ、アレ」
Echo 「すみません。ちょっとよくわかりません」

カツオ 「アレクサ、野球やろうぜ!」
Echo 「かしこまりました。パワプロを起動します。」
カツオ 「あっ、やっぱり中島とやろう。姉さーん、中島んとこ行ってくる~」
サザエ 「宿題終わったの?ちょっと待ちなさい、カツオー、カツオー!」
Echo 「・・・・(置き去り)」

タマ 「にゃ~」
Echo 「???」

波平さんのご英断に期待したい。

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