エンジニア奮闘記

文系システムエンジニア、応援します!【キャリアアップ編】

文系システムエンジニアの仕事や将来について考えるこの企画、【強み創出編】に続く第2回はキャリアアップがテーマです。

情報工学系の大学や専門学校出身の理系即戦力SEに対して、当初は知識・技術でかなわない文系は、経験を積んで追いつくか、プラスアルファのスキルを磨いてシステムエンジニア以外の職種を目指すか、大きく2つの選択肢があります。

前回 は、SEとしての専門性以外に評価される力として、「コミュニケーション力」「マネジメントスキル」「英語力」「ロジカルシンキング」などを挙げました。これらはすべて、SEとしてステップアップしていくうえでも、他のキャリアを選ぶ際にも活かせる力です。

システム関連の知識があり、営業力・交渉力に長けている人は、IT系のシステムやパッケージ販売の企業や、Webサービス提供企業の営業として活躍するチャンスがあります。

プロジェクトマネージャーやお客様のサービス立ち上げのサポートなどを経験し、マネジメントや事業企画、経営企画などのスキルを身につければ、ITコンサルタントとして転職する道が開けてきます。
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いずれもシステムエンジニアとしてさまざまな仕事を経験したうえでのキャリアチェンジですが、技術力で勝負するより文系ならではの強みを活かしたい人にとっては魅力的な将来像になりえるのではないでしょうか。

ITコンサルタントの場合は、金融、不動産、BtoCサービスなど特定の業界に関する専門的な知識があれば、より評価が高まります。

業界知識を積んできたSEには、「(ユーザ側)事業会社のサービス開発を担当するシステムエンジニア」に転身、というキャリアもあります。採用関連サービス、クラウドサービス、ECサイトなど、自社のサービスプログラム設計やサイト開発などを推進する役割です。

お客様からの発注を受けてシステムやアプリケーションを開発するSEに対して、事業会社のSEは、営業や企画など他部署とのコミュニケーション、自社のサービス戦略やマーケットに関する幅広い知見など、IT企業とはまた違った力が求められます。

プロジェクトマネージャー、社内SE、IT系営業、ITコンサルタント、事業会社、設計・開発のスペシャリストと、システムエンジニアにはさまざまなキャリアの可能性がありますが、共通していえるのは、SEとしての専門的な知識・技術・経験がベースにある人がより評価されるということです。

自分の強みや将来像についてイメージしながら、SEとしていい経験を積んでいきましょう。

情報処理推進機構(IPA)が発表した「IT人材白書2017」の調査報告によると、IT系以外の企業の約85%が「IT系人材が不足している」と答えています。ITプラスアルファの力がある人は、あらゆる業界で引く手あまたです。

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