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現場の取り組み

情シス野郎チラシの裏【32】 情シス向け資格*システム開発・ネットワーク技術

現場の取り組み

IT企業の情シス業務って?

「情シス」、、、情報システム部門のことを略してそう呼ぶ。情シスの業務については、前編を参照されたし。

前編「情シス向け資格*セキュリティ編(試験攻略のコツ付)」では、情シスSEとして活躍するため、また知識、経験、技術を証明するために”使える”資格として、サイバーセキュリティに関する資格について紹介した。

ここからは、引き続き情シスにおすすめの資格を紹介する。今回はシステム開発およびネットワーク技術に関する資格である。

 

おススメな資格 その3 情報処理技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が実施、経産省が認定する国家試験。ITへの関わり方や難易度別に試験が区分されている。

システム開発者・ネットワーク技術者とも、まずは基本情報処理試験、応用情報処理試験の2つが登竜門である。

まずはこれらの合格を目指し、その後データベーススペシャリスト試験やプロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験などの高度試験にトライすることになる。

合格に向けては、前回述べた「情報処理安全確保支援士」試験対策が全般に当てはまるため参考にして頂きたい。

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特定の製品や技術に限定されず幅広い知識や見識が求められるため、その分野の技術者として総合的な力が評価される試験である。

受験料は一律5,700円。受験者の多い基本情報処理試験と応用情報処理試験は年二回実施され、高度試験は年一回の実施となる。

 

おススメな資格 その4 各種ベンダー資格

ソフトウェアベンダーや機器メーカーが独自に行っている試験である。

グローバルかつ難易度も高い資格から、はっきり言って取ってもあまり使い道がないように思える資格までピンキリで、その性格上、有名な製品やサービスの資格ほど価値がある。

有名な資格には以下のようなものがある。

OracleMaster(OracleDB)

MCP(各種Microsoft製品)

Oracle Certified Java Programmer(Java)

AWS認定(Amazon Web Services)

Cisco技術者認定(各種Cisco製品)

 

情シスとしては、まずMCPAWS認定あたりを取得しておくと間違いない。

 

どの資格も入門者向けの内容からプロフェッショナル向けのものまで用意されている。難易度は位置付けが上がるほど難しくなり、それに伴って価値も上がる。

一般的には入門者向けの資格では、ほとんど評価されないため、入門資格に合格した後、せっかくなら中級者向けの資格までは取得した方が良い。

また何れも特定の製品・サービスの技術に関する深い知識と理解を問われる試験であるため、自身の業務に関係のある資格取得を目指すべきである。

受験料や試験スケジュールは資格によって大きく異なるので、各ベンダーのWebサイトで確認して欲しい。

 

 

業界・業務の専門資格の選び方

その他、システムには直接関わりの無い資格であっても、今やシステムはほとんど全ての業界・業務で利用されるものであり、その知識や見識が保証されるという点で、各業界や業務の専門資格を取得することも意味がある。

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また海外との取引を考えると、外国語資格も役に立つことがあるだろう。

そういった資格はそれこそ星の数ほど存在するが、情シス向けという視点であれば、自社サービスのターゲットとなる業界や地域、担当する業務システムによって選択するのが良い。

ただし繰り返しにはなるが、資格というのはその人のその分野の一定以上の知識や見識を保証しますよ、という以上のものではない。

その知識・見識を仕事に生かせるかどうかはまた別の話である。

経験、思いやり、礼儀、応用力、判断力、実行力、など、知識よりも大事なことがごまんとあることを理解し、そのうえで資格取得を検討してはどうだろう。(再ブーメラン)

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