エンジニア奮闘記

ソルクシーズSEが解説!注目のIT系キーワード「FinTech」とは?

最近話題になっているIT系のキーワードについて、その領域のサービス開発に携わっているソルクシーズのシステムエンジニアが丁寧に解説します。

第1回の「IoT」に続く今回は「FinTech」。金融業界、IT業界で働いている方以外は、何のことやらさっぱりわからないという方が多いのではないでしょうか。

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FinTechは、「Finance(金融)× Technology(技術)」と、2つの言葉を掛け合わせた造語です。こう聞くと、ネットバンキングを思い出す方もいるかもしれませんが、金融機関が既存の技術を活用しただけではFinTechとはいいません。

IT技術の領域から生まれた枠組みや設計の仕方を金融業界に持ち込もうとしているのがFinTechで、「紙幣がいっさい要らなくなる」「すべてのクレジットカードをスマホで一括管理できる」など、今までになかった斬新なシステムを構築して、金融機関とユーザーの双方にメリットをもたらそうとする動きが始まっているのです。

“買い物のおつりと同額貯金”“ジョギングしたらその都度貯金”など勝手に貯金してくれるサービスや、海外送金の際の手数料を安くするサービスなど、今までになかった技術とアイデアを使った試みが出始めています」(Aさん)

銀行とFinTech技術を持つIT企業をつなぎ、利用者サービスや行内管理における新しいサービス開発を促進させる役割を担うAさんは、「セキュリティを重視するあまりに、重厚長大になっていた銀行のシステムとサービスが大きく変わる可能性がある」といいます。

銀行のユーザーが旅行先で限定クーポンを使えるようになったり、スマホをクレジットカードと同じように使えるようになったりするなど、既にさまざまなアイデアが実用化に向かって検討されています。

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2017年3月に国会に提出された銀行法改正案が5月に可決・成立し、2018年春にも施行される見通しです。これにより、電子決済等代行業者が決済情報の送信や口座情報の取得に関われるようになります。

現在はそれぞれ独自のシステムを使っている銀行が、共通のプラットフォームやシステムを使うようになれば、今までになかったサービスを実現できる可能性が格段に上がり、かかるコストや時間は大幅に削減されます。まずは、金融業界に展開できる技術がある中小のIT企業と銀行をうまくつなげたいと考えています

銀行が新しいサービス導入を促進され始めているなかで、積極的に新しいサービスを考えようとしている金融機関と慎重派に二極分化しているとのこと。

FinTechがめざしている世界では、「現金や切手が必要なくなる」かもしれません。ようやく銀行が動き始めた現状からは、完全キャッシュレス社会が実現するのは遠い未来に感じられますが、技術を持っている企業は国内・海外に無数にあり、わたしたちの生活が想像以上のスピードで大きく変わってしまうかも。

最先端の技術が集まっているのがFinTechの世界。仕事柄、ベンチャー企業の開発者と話す機会も多いのですが、やっぱり刺激的でおもしろいですね」。

最先端のIT技術に疎い人間でも、FinTechで実現される未来の社会の話を聞くとワクワクしました。これからニュースで聞くことが増えると思われますので、「FinTech」という言葉をぜひ覚えてくださいね。

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