DXで日本のビジネスをサポート|ソルクシーズ公認ブログ

ソルクシーズで働く人々

新しい働き方【4】 自分の働き方を変えるヒント

ソルクシーズで働く人々

この特集では3回 にわたり身近にいる「少数派として働く人々」へのヒアリング結果を確認してきました。

「新しい働き方」について考えるため、という目的を掲げて企画を始めた当初は、「これからは“ずっとオフィスワーカーで、いずれは定年退職”という仕組みが崩れ、仕事の形を変えながらずっと働き続ける必要があるかもしれない。将来、今と違う働き方をする可能性があるので参考にしたい。」という思いがありました。

しかし、ヒアリングを通して【将来の自分】のためだけではなく【今、一緒に仕事をする相手】のために押さえるべきポイントもいろいろあるのではないか、ということに気づきました。

今回の記事ではその気づきを共有したいと思います。

Team Teamwork Discussion Meeting

 

pixta_8674472_S_03

【第1回】 非正規社員(主婦アルバイト)Aiさん

新鮮だったのは「割り切りのよさ」でした。

記事内のご本人回答に書いてある会社との関係の捉え方(アルバイトは社員と違って会社とは「割り切った関係」にある)もそうですし、実際の仕事の仕方も気持ち良いぐらい割り切りがよかったのが印象的でした。

例えば「アサインされた作業が終わりました。もう作業がなければ今日はこれで帰ります」とか「まとまった作業がなければ、明日は休みます(あさってまとめてやります)」と言われたことがあります。

Aiさんとは
・勤務日数や1日の勤務時間は自由 (ただし上限はあり)
・賃金は、単価×作業時間
という契約だったので、可能になった働き方です。

雇用側としては、最小限のコストでやってほしいことをきちんとやってもらう、というのはとてもありがたいことです。被雇用側のAiさんとしても「空いた時間があれば別のことをしたい。家庭のこともきちんとしたい」というニーズがあったので、お互いHappyという関係が築けました。

 

 

pixta_8674472_S_03

【第2回】 非正規社員(マルチワーク・アルバイト)Cozyさん

記事内のご本人回答にあるように、ダブルワークというよりトリプル、いえマルチワークと言ったほうがよいほど、色々なお仕事を色々な場所・時間帯になさっている方です。

その分、Aiさんよりさらに当社での勤務時間がフレキシブルな契約です。

例えば、勤務する曜日が決められません。勤務していただく時間も「今日は9時~(夕方)5時まで働けます」という日もあれば「3時で帰らせてください」という日もあります。俳優業をなさっているので、ロケなど遠方のお仕事が入った場合、1~2週間お休みされることもあります。

そのため、きめ細かいコミュニケーションをとり、勤務予定を決めています。「勤務パターンが決まっていないと面倒なので困る」というような雇用者だと、Cozyさんのような方とオフィスワークをするのは難しいと思います。

Cozyさんはとてもハイレベルな作業をなさいます。「菜緒さん」プロジェクトでは、
スキル(≒成果)> 勤務管理の手間
と考え、Cozyさんに仕事を依頼し続けています。

「このようなイレギュラーな働き方は非正規社員でないと許されないでしょ」と考える方もいるでしょう。しかし日本は今後【制約社員】※が増えていくだろう、と予想されています。
※育児や介護などでフルタイム勤務が難しい社員

「イレギュラーな勤務管理は面倒」という考えでは、内閣府が掲げる「女性の活躍促進」もなかなか進まないかもしれません。

 

pixta_8674472_S_03

【第3回】 海外駐在員 小次郎さん

記事にしたのは、海外駐在員の回答ですが、ここでは「海外の方と働く」ときのポイントを考えてみたいと思います。

時差というのは考えますが、意外に盲点なのは祝祭日です。これは国によって違うので忘れがちです。休日の有無でスケジュールを大きく変えざるを得ないこともあり得るので、きちんと押さえておきたいポイントだと思います。

このような情報を得るのは、実は仕事と関係ない話をしている時であることも多いです。仕事のメッセージ交換を始める前や後に「週末は何をするの?」「職場のみんなはどう?」などというSmall Talkをするのは必要だな、と思いました。

コミュニケーションの大切さについては、小次郎さんの回答結果に
「英語が理解できない人は話しかけられなくなってしまいますし、相手が問題を抱えていても敬遠をされてしまうと、手助けができません。」と書いてありました。

【制約社員】と並んで今後は、海外出身の同僚というのも増えてくると思います。もしくは限りある日本市場を脱出して、自分が海外に職を求めなくてはいけなくなる日もそう遠くないかもしれません。

その準備として、今「自分の働き方を変える方法」を考えてみる必要性は、高まっているように思います。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました