こんなに増えた高齢者見守りサービス・タイプ別メリット・デメリット比較【後編】
メニューが多様化する「高齢者見守りサービス」について、タイプ別に魅力と懸念点を整理していく企画です。前編 では、「電話・メールによる確認サービス」「緊急通報への駆けつけサービス」などを紹介しました。
今回は、前回の最後に触れた「センサー」タイプについて、ソルクシーズの見守り支援システム「いまイルモ」を例にそのメリットを検証していきます。最大の特徴は、「把握できる情報が多いこと」です。
通報サービスは、ご本人がボタンを押さなければ異変に気づくことができず、電話やメールによる確認では安否しかわかりません。
でも「いまイルモ」なら、センサーを使った計測によって、「部屋が暑すぎないか」「最近、就寝時間が早くなっているけど大丈夫か」「外に出なくなったのはなぜか」など、生活の変化に気づくことができます。
PCやスマホを利用したサービスは、見守られる側に何らかのアクションをさせるという負担があり、カメラを用いたサービスはプライベートを見られているような気分になり、ストレスが溜まるという声もあります。
センサーなら、テレビやエアコンのリモコンがひとつ増えただけという感覚で過ごすことができ、センサーから送られる情報を見て「部屋が暑いみたいだからエアコン使ったら?」と見守るご家族から連絡することによって、お互いが安心できたりするようです。
センサータイプのデメリットは、メールなどの簡易サービスよりも費用がかかることです。機能や「できること」をチェックして、暮らしぶりがわかったほうが安心と思えれば、導入を検討するのもよいのではないでしょうか。
導入費用は2~3万円程度、月々の費用は3,000円ほどで使うことができ、「大事な家族の様子をちゃんと知りたい」という方には向いているサービスです。
高齢者見守りサービスには、このほか「宅配サービスプラスタイプ」「担当者訪問タイプ」など「誰かが直接会って安否や状況を確認するサービス」があります。電話やメールによるリモートのサービスと違って、実際にお会いするので、「元気だった」「悩んでいるようだ」などといった感覚的な情報が手に入るのが魅力です。
宅配サービスプラスタイプは、食材や雑誌などを配送した際の状況を報告してくれるのですが、デメリットは配送時の情報に限られること。担当者が訪問したり、電話でヒアリングしたりするサービスは人件費がかかるので、レポート内容を充実させると月額費用がそれなりに高価格になってしまうのが気になるところです。
さまざまな高齢者見守りサービスのメリット・デメリットを紹介してまいりましたが、ポイントは「入手できる情報や対応内容と費用の納得感」でしょう。せっかくサービスを導入したのに心配が減らなければ、何のためにお金をかけたののかがわからなくなります。
それぞれのサービスで「できること」をしっかりチェックして、気に入ったものが導入できるとよいですね。
ソルクシーズの見守り支援システム「いまイルモ」の利用方法や価格についてもっと詳しく知りたいと思ったら、公式サイトの「問い合わせ」ページ からお気軽にアクセスしてください。