Officeのストレス解消!
◆「ツールコンダクター」参上
はじめまして、まさぴーです。
この特集では「ツールコンダクター」の異名をとる私が、
ソフトウエアに関する膨大な知識と豊富な利用経験をもとに、
みなさんのPCライフを快適にするWindows向けのソフトをご紹介してまいります。
ソフト選びのポイントは、「私が実際に使って良いと思ったもの」。
業務かプライベートか、あるいは無料か有料かなどにはとらわれず、
本当に利用価値のあるものをおすすめします。
さて、第1回目の紹介ソフトはシェアウェアの「Office Tab」。
Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointをタブ化してくれる
Office向けのアドインです。
◆Officeのストレス
仕事ではもちろん、プライベートでもWordやExcelを利用している人は多いでしょう。
複数のファイルを同時に参照しながらドキュメントを作成する、というのは
よくあるシチュエーションだと思いますが、そんな時、不便に感じませんか?
普通であれば、
・タスクバーまでポインタを移動させ、目的のファイルを探し出してクリック
・[Alt]+[Tab]や、[Windows]+[Tab]等のショートカットを使う
などの方法でアクティブなファイルを切り替えるわけですが、
これらの操作がかなりのストレスになるんです。
参照するドキュメント数が多くなると、
タスクバーとの行ったり来たりが増えたり、
Tabキーの押しすぎで、アクティブにしたいファイルを間違えたり。。。
イライラがつのりますよね。
ウェブブラウザやテキストエディターはとっくにタブ化しているのに。。。
同じ使い方をOfficeでもしたい!
◆そんな時こそ「Office Tab」
「Office Tab」を入れると、ひとつのウィンドウに、開いている他のドキュメントが
すべてタブとして並ぶので、サッと切り替えることができるわけです。
こんな風に、複数のファイルを同時に開いているとき、各ファイルをタブ化して
ひとつのウィンドウに集めてくれます。
もうひとつ便利な機能として「お気に入り」があります。
自由に設定したグループでファイルを分類でき、
必要に応じてグループ単位でまとめてファイルを開けます。
Wordファイルのみのお気に入り(Word Favorites)と、
ExcelやPowerPointのファイルも一緒に管理できるお気に入り(Office Favorites)
がある。画像は、Office Favoritesのグループ1のファイルをまとめて開くところ。
Word FavoritesとOffice Favorites ※クリックで大きく表示
◆まさぴー’s ポイント♪
「お気に入り」は最近になって追加された機能です。
エクスプローラーのフォルダー管理とは別の切り口で
Officeドキュメントを管理・一括操作できるというのは、かなり便利だと感じます。
グループの階層化ができないなど
まだ発展途上の感はありますが、今後の改善に期待です。
初めて使うときはまず
オプション設定に目をとおすことをおすすめします。
“パッと見”では気付かない機能があることが分かります。
私は初期設定のタブの見た目がどうもしっくりこないので、以下のように設定しています。
[一般および配置]
・「Using Bold font to indicate current tab」をオフ
[スタイルおよび配色]
・タブスタイルは「タブスタイル-4」
・タブレイアウトは「自動サイズ」、最大タブ幅は「0」
・タブフォントは「メイリオ」、サイズは「9」
・タブの配色は[Select Text]を「青」(R=0,G=0,B=255)
初期設定とオススメ設定の比較
◆ちょっとご注意を。。。
「Office Tab」はとても便利なツールでありながら、
つい先日までは個人利用であれば無料で使うことができました。
しかし、なんとこの記事の原稿を準備している間に
フリー版の配布がなくなってしまいました。
残念ではありますが、有償化した分、よりよい製品になることを期待します。
30日間、機能制限なく試用することは可能なので、
ぜひ一度、使ってみてください。