前回は、JR山手線30番目の駅「高輪ゲートウェイ」の夜の様子を紹介しました。
※ソルクシーズの本社はお隣の田町にあります。

「新しいことをやってみよう」というJR東日本の試みが始まっているこの駅。今回は「高輪ゲートウェイ」駅の未来ポイントを２つチェックしてみます。
※取材は緊急事態宣言が発出される前、3/25、3/31に行いました。

●「高輪ゲートウェイ」の未来ポイント１:ロボット

前回（夜）は「残業はしません！」ということで稼働していなかった「AI案内ロボット」のEMIEW（エミュー）。今回は案内業務中。

自律移動型の「警備ロボット」も働いていました。後ろを係の方がついて歩いています。

写真を撮っていたら「警備ロボット」がずんずんと私に向かってきました。要注意人物だと思われた？

 

●「高輪ゲートウェイ」の未来ポイント２： キャッシュレス店舗

駅オープン直後は、まだ営業開始していなかったAI決済店舗「TOUCH TO GO」も営業開始していました。
※5月6日（水）まで土日祝は臨時休業および平日の営業時間を変更（7：00∼19：00）

 

3階（改札階のひとつ上）には期間限定オープンのスタバ（スターバックス コーヒー）があるはず、、、と、構内をぐるぐる歩けど階段が見つからず。

改札横の案内所できくと「改札を出て右に行ってください」とのこと。

改札を出たら右側に進み、エレベータを過ぎたところ（上部）にカフェマークが！

階段をあがってみるとありました！スタバ新コンセプト店舗「SMART　LOUNGE」。
※記事公開時は臨時休業中

何がスマートかというと、
・スターバックスカードやSuicaなどキャッシュレス決済に特化
・事前にネットで注文決済し、店舗でスムーズに商品を受け取れる「モバイルオーダー＆ペイ」を導入
・JR東日本によるブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」を店内に2台設置

半個室席や一人がけ席が充実しているので、移動のスキマ時間にメールチェックや資料のまとめをしたい、なんていうときに便利そうですね。

気持ちがいいのがスタバの前の遊歩デッキ。駅構内を見下ろせます。

 

●おあずけポイント：鉄道テラスビジョン

駅構内で目を引く巨大なサイネージ「鉄道テラスビジョン」。12枚のバナービジョンと70インチのモニターを18台で構成されています。

前回の記事でここに「4/1から“高輪の地が過去と未来、日本と世界、そして多くの人々の交流点となること”を表現した映像などを放映する予定だそうです」と紹介しましたが、外出自粛で現地取材ができないため未確認です。

もしかしたら映像配信も先延ばししている可能性もあります。予定通り放映されていても、見る人が少ないでしょうから、ぜひ外出自粛要請が解かれた後にも放映して欲しいと願っています。

。。。非常事態ということで今は残念ながら、未来を見すえたJR東日本のチャレンジを十分に体験できません。

しかし、視点を変えると、非常時になったことで「“ロボットの活用”や“キャッシュレス”というのは今回のような（人と人との接触を最小限に減らす必要がある）状況に有効」と気づきました。

新しいことへのチャレンジは、困難を乗り越えるための解決の糸口となる、と感じた高輪ゲートウェイ駅訪問なのでした。