どうすれば売れる?企画ブレスト1
いきなりですが、みなさん、どんなサービスがあればオンガクを買おうと思いますか?
今回でこの特集のシリーズは完結編。
ステップ3「企画案のブレインストーミング」を行います。
本来、ブレインストーミングは複数名で意見を出し合うものですが、
今回は自習ということで、一部他者の意見も参考にしつつ、
前回までの記事で調べたことも踏まえて基本的には一人でアイデア出しをしています。
ただ、否定的な意見は出さないという一般的なブレインストーミングのルールに基づき、
実現可能性(難易度・利権など)は考慮せず、思いついたまま書き連ねていくことにします。
(1)オムニチャネルを活用した在庫管理・商品受け取りの利便性向上案
以前紹介したオムニチャネルによるサービス向上案をイメージしたものです。
例えば、
・○○レコードA支店に立ち寄ったが、欲しい商品の在庫がなかった。
・B支店にならあるという。
・通常ならよそのECサイトで購入すれば済むのだが、今回はポイント有効期限が
近づいているので○○レコードで買いたい。
このケース、今までは
B支店からA支店に配送してもらって、A支店に到着したら電話などで連絡を受け、
再度A支店に取りに行く、 というのが一般的でした。
これを、実店舗の在庫管理とECサイトの配送システムを組み合わせることで、
お客様の二度手間を排除し、利便性を向上させます。
配送先をA支店ではなく、直接お客様の自宅あるいは希望のコンビニにすることも可能。
コンビニ受け取り、ひとり暮らしの人には便利ですよね。
(2)リスニングスペースのあるCDショップ案
コーヒーを飲みながら、買った本をその場で読める、
いわゆるブックカフェが増えつつありますが、コンセプトはそれと同様です。
個人で買うにはちょっと高価な質の良いヘッドフォンとゆったりした椅子などを用意して、
リラックスした雰囲気で好きなCDを聴いてもらう。
ブックカフェのように、飲食品の販売サービスも併せて実施します。
最近は外で音楽を聴く場合、
ほとんどの人がDAP(※デジタル・オーディオ・プレーヤーの略)
もしくはスマホを利用しており、
ポータブルCDプレーヤーを持ち歩いている人は稀かと思います。
買ったCDをその場ですぐ聴ける、これがポイントです。
(3)買ったその場でMP3変換サービス案
(2)案で、最近の音楽再生機器はDAPやスマホが大多数、ということを書きました
(3)は、その場でDAPに楽曲を登録してもらうサービス、という案です。
DAPが主流になってもCDを買う人というのは、
小型で携帯に便利だし、大量の楽曲が登録できるからDAPを使っているが、
パッケージとしてのCDは持っていたい。
それは、ジャケットや歌詞カードも含めて一つの作品だから、という考えの人が多いからです。
で、CDを買う人の場合、これも(2)案と同様、買ってもすぐには聴けない、
という弱点は変わりません。
自宅PCでMP3に変換してDAPに登録する手間が掛かりますし、
オーディオで聴くにしても、家まで帰らないと聴けません。
これを店頭でやってしまおう、というアイデアです。
パッケージとしてのCDを購入し、さらに手持ちのDAPですぐに音源が聴ける。
お店のリスニングスペースで聴いているほど時間に余裕はないけど、
買った音源はすぐ聴きたい、というお客様にニーズがあるのではないでしょうか?
ブレインストーミング案はまだありますので、次回でも引き続きご紹介したいと思います。
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参考サイト(2014年3月下旬閲覧)
http://zzhh.jp/questions/26
参考文献
「音楽の明日を鳴らす」 高野修平 (2012年 エムオンエンタテインメント)