第6回 「食べて、歌って、愛して」人生を楽しむイタリア語

毎月変わるFacebookカバーイラストとの連動企画「世界のひとを”おもてなし” めざせ!マルチリンガル講座」。そるくんたちがなぜ旅に出たのかは、第1回の記事をご覧ください。
※そるくんとあんどくんは「株式会社ソルクシーズ」のイメージキャラクターです。

6月、そるくんたちはイタリア・ヴェネツィア名物ゴンドラクルーズを楽しんでいます♪
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タイトルの「食べて、歌って、愛して」は、イタリア人の人生観を表した言葉とされているMangiare, cantare, amare「マンジャーレ、カンターレ、アマーレ」の日本語訳です。

 Ciao 「チャオ」(こんにちは)
 Grazie 「グラッツィエ」(ありがとう)
など、特に勉強していなくても知っているイタリア語ってありますよね。

この記事でさらにもう一歩ステップアップしちゃいましょう。

気さくなイタリアの方のこと、気軽な挨拶ならいつでもCiaoと言っても受け入れてくれますが、時間帯を意識した
 Buon giorno 「ブォン ジョルノ」(おはよう)
 Bona sera 「ブォナ セーラ」(こんばんは)
というあいさつももちろんあります。

私は「バイバイ」というときもCiaoと言ってましたが(もちろんそれも受け入れてくれます)、ちゃんと
 Arrivederci 「アッリヴェデルチ」(さようなら)
というあいさつもあります。ただしコレ、正しく発音するのはかなり難しいです。rrとダブルで続いているときは、すんごい“巻き舌”を使うのです。

この「マルチリンガル講座」シリーズでは、厳密な発音にこだわってはいませんが、ついでに言うと、前出のBuon giorno は「ボン ジョルノ」ではなく「ブォン ジョルノ」、 Bona seraも「ボナ セーラ」ではなく「ブォナ セーラ」が正式な発音に近いです。

会話好き・身振り大きめのイタリア人は、こちらの発音がわかりにくくてもなんとか会話を続けてくれそう。

そんなイタリアの方と話すときは、一方通行で終わらせないこと。例えば
 Grazie 「グラッツィエ」(ありがとう) と言われたら
 Prego 「プレゴ」(どういたしまして) と返すように子どものころからしつけられたり

 Come stai? 「コメ スタイ」(元気ですか?) と言われたら
 Bene grazie e tu? 「ベーネ グラッツィエ エ トゥ」(元気です。あなたは?) と返すのが礼儀とされています。

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そうそう、イタリア語でこれを忘れちゃいけませんね。
 Buono「ブォノ」(おいしい)
このとき、人差し指を頬にあててグリグリっと回せば完璧。おいしい、というときのジェスチャーです。

イタリア旅行した知人にきいたところ、「めっちゃおいしい!!」って伝えたいときには、
 Buonissimo!!「ブォニッシモ」
という言葉をよく使っていたそうです。気持ちのこもった会話ならではの表現ですね。

強調して気持ちを伝えるのは、ありがとうといいたいときも同じ。
 Tante grazie「タンテ グラッツィエ」
は、英語のThanks a lot.と同じように使えます。

他には、駅などでご案内するときに
 Ingresso「イングレッソ」(入口)
 Uscita「ウッシータ」(出口)
という言葉を知っていると、説明がスムーズにできそうです。

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さて、ここまで「イタリア人」とひとくくりにしていましたが、正式な国の名称(イタリア語表記)は、Repubblica Italiana(イタリア共和国)、20の州からなる「共和国」なんです。

そのため、愛国心より愛郷心、イタリア人じゃなくて milanese「ミラネーゼ」(ミラノっ子 ※女性)、romano「ロマーノ」(ローマっ子 ※男性)、って呼んで!って方が多いのだとか。

たしかに、海外からのツーリストに「どこから来たの?」と聞くと、「Manchester, England」とか「Paris, France」とか、必ず都市名を最初に答えられますし、私が海外(英語圏)に行ったとき「I’m from Japan.」というと「Which part (of Japan)?」って必ず聞かれました。

みなさん、故郷を愛しているんですね。

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第6回目の「世界のひとを”おもてなし” めざせ!マルチリンガル講座」、いかがでしたか?

7月は再びの英語編、「HawaiiでAloha~♪」です。
では、また来月、Arrivederci(さようなら)。上手く言えるようになったかな?

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