住民税は忘れたころにやってくる!?
忘れたころにやってくる!!??天災??あたしは天才??あなたは・・・?
以前、所得税の話を確定申告のところでしたでしょ。
給与をもらっている人は、毎月「源泉所得税」というものを取られているわけ。
そして年末に、1年間の所得から各自の所得税を計算して戻したり、更に取ったりされるの。
これが「年末調整」というもの。
ここでいう「源泉所得税」は、あくまでも「仮」に、毎月税金を納めているの。
「先払い」でね。
年末に、イッキに所得税を取られたら生活できなくなっちゃうでしょ。
それに国としても早く税金をもらいたいから、
「仮」でお金を巻き上げようというお考えのようよ。
それに対する「住民税」。
これも年間の所得によって税金が決まります。
計算の仕方も「所得税」とすっごくよく似ているわ。
違いは、「源泉所得税」のように「仮」に「先払い」で納めることが無いという点。
具体的な例で書くと・・・
平成26年1月~12月の所得に対するその住民税は・・・
平成27年6月~平成28年5月の給与で毎月引かれるわけ。
1年半も後になってから取られるのよ~、ビックリでしょ!
給与が毎月ず~~っともらえるならいいんだけど、いつかは辞めるわけじゃない。
そのときのことをシミュレーションしてみましょう。
もし、平成26年12月に会社を辞めたとするでしょ。
そのあとの給与で差し引かれることができないので、
まず、辞めるときに、前年分の住民税の残り※ を1回で払う必要があるの。
※(平成27年1月~5月に毎月支払う予定だったもの)
これで支払い終わり、と安心していると更に追い打ちが!!!
平成27年の6月に平成26年の1年分の住民税が請求されるわけ(分割払いも可能だけど)。
寿退社もいいけどぉ(ふん、うらやましいわ)
忘れたころにやってくる「住民税」のことを忘れると痛い目をみるわよっ。
【わっちから一言】
次回は、「たばこ税と酒税」について、解説します。