『菜緒さんの企画ノート』が続いた理由を考えてみた(第4回:理由3 運と自分らしさ)
この特集は、会社ブログ「菜緒さんの企画ノート」が今まで続いた理由を、編集長の【れい】が考えてみる、という企画です。
この記事では、理由1. 理由2. 以外の第3の要素 について詳しく説明します。
「菜緒さんの企画ノート」実態・実績データについてはコチラ。
続けられたのは「運」のおかげ
いきなり非常識な発言で失礼しますが「会社ブログが続いたのは【運】の部分が大きいかなぁ」と思うことがあります。
「上司が“たまたま”放任主義だったから」「編集部メンバーや執筆者に“運よく”出会えたから」「“幸運にも”優しくスキルの高い友人を持っていたから」……。第2回で説明した「外部要素」と関連することが多いですね。
そう考えると、この【運】というのはつまり【縁】。日ごろから【縁】を育てるアクションをしている人は、会社ブログ担当として向いているかもしれません。
まるで禅問答?「続けたから続いた」
続いて禅問答のようですが「続いたのは“続けた”から」だと思うこともあります。淡々と続けられたのは「確たる目標がなかったから」。
Webサイト関連の仕事を始めると「○○までにPV数※を△△にする!」「成果として会社への問い合わせを□□まで増加させる」なんていう目標をたてるのが一般的です。
※PV数:ページビュー数。Webサイトのページが閲覧された数を把握するための指標。Webサイトの人気度を測る目安にする。
しかし「菜緒さんの企画ノート」はブログサイトということもあり「短期間に数値で見えるような変化は求めない」という方針で始めました。もちろんPV数等の数値は計測していますが「○○までにこの数値にならないからダメ!」という評価はしません※ でした。
※この記事はあくまでも「会社ブログサイトを“続ける”」ために役立つ要素を検証しています。成果を求められるサイトは、もちろん明確な数値目標が必要と考えます。
自分らしさが大切「等身大であること」
編集長として持ち続けた方針として継続に役立ったのは「等身大であること」があげられます。
Webサイトの記事はたくさんの人が見る可能性があります(なかなかそうなりませんが)。そうするとつい「カッコいいこと」「すごいと思ってもらえそうなこと」を書こうとしてしまいがちです。「こんなことを書いたら恥ずかしいかな」「こんな内容を世の中に出す意味があるんだろうか」と考えてしまうこともあります。
そんな時には魔法の言葉:「自分だけが書けることを書け!」と自分に言い聞かせています。他の執筆者に記事をお願いする際にも「その人しか書けないこと」を心がけ、“そのひとらしさ”が出る記事づくりを大切にしています。
実はこの「自分だけが書けることを書け!」という言葉、このサイトを担当するにあたって通った「編集・ライター講座」で出会った、あるプロ・ジャーナリストからアドバイスとして頂いた言葉です。
書くことから逃げそうになった時、いつもこの言葉に支えられています。
あらためて気づいたこと
今回「私はなぜ会社ブログを2年近くも続けられたんだろう?」と考えてみて「なんだかんだいって、自分は会社のことや一緒に働く人たちが好きだからだ」と気づきました。
好きだからこそ身勝手な期待もあり、ふだんは会社に対する文句や同僚への愚痴を口にしたりもします。でも「会社のことが好きな人間じゃなきゃ、会社ブログなんて(手間のかかるものを)続けられない」。それに気づきました。
これからも「SOLXYZ LOVE」で会社ブログを続けていきます!