ついついやっちゃう…SEのあるある表現&発想集【人間関係編】
うっかりやってしまうシステムエンジニアならではの生態や発言を紹介する「あるある表現&発想集」、【家庭編】【オフタイム編】に続く第3回は、【人間関係編】です。
「人付き合いは、苦手です…」とつぶやく方が多いのがシステムエンジニアですが、とりわけ悩みが深いのは、人見知りの方、断れない方、正しさや事実へのこだわりが強すぎる方、自分のペースでやれないとストレスを感じる方でしょう。
「結論から話してくれ」といわれると、こんなふうに思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。「起こったことを、起こった順番どおりに正確に話すのがなぜいけないの?」。…さっそく、エピソードを紹介してまいりましょう。
大規模なシステム開発を仕切ったり、顧客先に常駐して開発や運用を担当していたエンジニアにありがちなのが、「できませんといえない症候群」です。
お客様のいうことはゼッタイと、常に軟弱外交。「〇〇が可能であれば、できます」などと前向きないい方をするクセが付き、いつの間にか社内でもNoといえなくなっている自分に気づきます。
逆のタイプが、システム障害や多くのバグに悩まされ続けて、「何でもネガティブ症候群」に罹ってしまった人たち。仕事に追われてストレスが溜り、何をいわれても「難しいですね」「やる意味あります?」と返すディフェンシブなキャラが板についてしまうと、会話が空回りしがちです。
正しいこと、事実であることにこだわりすぎる「常時ロジックモンスター」モードの人は、他人には「些末なことでは?」と思われがちなことが気になります。
「ほぼ」「だいたい」という言葉に反応して顔をガン見してしまったり、「正確にいうと?」とツッコミを入れてしまったりすることもしばしば。
「この件について、説明して」といわれてひととおり話すと、「よくわからないから、後で文書でちょうだい」で終わってしまうという人も少なくないようです。
影響範囲が小さかったり、後で確認すればいいことは「とりあえず」「だいたい」でオッケーとしておいたほうが、人間関係が良好になり、仕事がスムーズに進むこともあるのが人との仕事。
情報共有のミーティングを露骨に嫌がったり、コードの書き方で揉めたりすることが多く、上司や同僚から声をかけられることが減ってしまった方、お気持ちはわかります。
納期までにやるべきことをやるのが最優先、多少煙たがられるぐらいのほうがやりやすいと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、ほどほどにしておかないと、社内のプロジェクトを転々と渡り歩く「はぐれエンジニア」になってしまうかもしれません。
「あの人は、クセがすごい」と評判になる前に、ときどきは周囲の意見を取り入れる姿勢を見せたほうが自分のメリットも増えると思われます。マイペースが心地よいのも、やりたい仕事ができてこそです。
以上、「SEのあるある表現&発想集」でした。え、続編ですか?難しいですね…やる意味、あります!?