ダイエット?デトックス?それだけじゃない『ファスティング(断食)』の効果(前編)

ブログのネタ作りのために、わが身を実験台にする、「編集長れいのなんでもチャレンジシリーズ」。

第1回は【ファスティング】。

ファスティングって知ってますか?健康意識高い系のメディアや、ダイエット方法として話題にされているのを見聞きしたことがあるかもしれません。

かくいう私も「なんとなく体によさそう?」的な知識しかなかったので、実践指導して下さるトレーナーさんのセミナーに参加して、レッツ・チャレンジ!です。

 

ファスティングとは?

日本語に訳せば「絶食」です。もともと「断食」は修行、とか宗教的な意味合いがありましたが、今、世の中で行われている「ファスティング」は美容・健康目的です。

一定期間、固形物を食べません。水分は摂らないと生きていけないので、水や酵素ドリンクだけを飲んで過ごします。

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ファスティングを続ける期間と食べられないもの

半日・一日の短いコースもありますが、効果を得るためには5日~1週間続けるのがよいようです。

今回の私は、準備期間2日、完全絶食期間5日、回復期間3日の全10日コースにチャレンジしました(実際は、準備期間の2日目夜、回復期間1日目の昼まで絶食したので、完全絶食期間6日でした)。

なぜ、準備期間が必要かというと、日ごろ暴飲・暴食で高カロリーを摂取している人がいきなりそれらをすべて絶つと体が対応できないからです。回復期間も同様の理由で、いきなり肉や油物をガッツリ食べようとしたら胃腸がびっくりしてしまいます。

ちなみに準備・回復期間には、ちょっとだけ固形物は食べられますが、消化に時間がかる肉や魚、揚げ物、砂糖などを使ったお菓子は食べられません。コーヒーも×。もちろんお酒やタバコも×。

これ見ただけで「無理!」って思われる方もいるかもしれませんね。

ファスティングで得られる効果

ダイエット関連効果としては、体重・体脂肪が減り、ウエスト・太ももがサイズダウン。ただしこちらは個人差があると思います。私はもともとやせ型なので、ファスティング前後の体重変化は2キロぐらいでした。

健康関連効果としては、目に見える脂肪だけでなく内臓脂肪も減りました(内蔵脂肪率が測れる体重計で日々測定)。

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脂肪が減るメカニズムについてトレーナーさんに教えていただきました。

ふだん私たちは高カロリーの食事を摂り、ブドウ糖をエネルギー源にしています。ファスティングで食事を絶つとブドウ糖が枯渇するので、体は新たなエネルギー源を得るため「ケトン体」というものを作り出します。

「ケトン体」が遺伝子に働きかけた結果、ミトコンドリアが脂肪をエネルギー源としてドンドン利用し、その結果脂肪が減る、んだそう。

「ケトン体」が働きかける遺伝子に長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」があります。この遺伝子は、免疫細胞を活性化させたり、血管の老化を抑えたり、、、つまり若返りが始まります。その速度、通常の100倍以上、、、ってホント?

そのためファスティングをしたら「お肌がきれいになった」「頭がすっきりした」なんて効果を口にされるひともいます。

ちなみに私れいも完全絶食2日目から「すごく体の調子がいい」「人はモノを食べないほうが健康でいられるのでは?」と言っていました(笑)

取り組む前に知っておきたいこと

し好品を我慢するのは無理!と思った人も、効果を知ったらちょっとやってみたくなりましたか?

いきなり始めようとされた方、ちょっと待って。体験をもとにした注意事項をお伝えしますね。

●専門家のサポートをうけるべし

初めてチャレンジする場合は、自己流ではなく、専門家の指導をもとに実施したほうがよいです。絶食期間中に飲む酵素ドリンクもピンキリです。よいものはお値段も張りますが、せっかく体のためにすることですので、信用のおける良い物を選びたいですね。

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●ファスティングは導入と離脱がつらいと心得るべし

私の場合、食べないこと自体はそれほどつらくありませんでしたが、それより導入時の頭痛に悩まされました(詳細は後編の体験記で)。

コーヒーを常飲している方や、日ごろ甘い物の摂取が多い人は、カフェインからの離脱作用や急激な低血糖でひどい頭痛に襲われることがあります。それを避けるためには、チャレンジの1~2週間前から、し好品や甘いものを控えることが必要です。

離脱=回復食です。私の場合ですが、この期間にオプションとして摂った腸の大そうじをするメニューがおいしくなかったのと、動物性たんぱく禁止の回復食が物足りなくてつらかったです。

●チャレンジ時期は慎重に決めるべし

私は実感しませんでしたが、トレーナーさんのお話だと、カロリー不足で体温が下がる場合があるので、あまり寒い時期は避けたほうがよい、ということです(私れいは10月の半ばに実施しました)。

また、先に紹介したように具合が悪くなることがあるので、重要なイベントがあるときにはチャレンジしないほうがよさそうです。

私の体験レポート(詳細)は「後編」で紹介します。

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