システムエンジニアの本音トーク【40代上司+30代部下編】
仕事からライフスタイルまで、さまざまなテーマについてソルクシーズの社員に語っていただく「システムエンジニアの本音トーク」。第3回は、パッケージの導入やWebシステム開発を提案する部署の2人に、仕事とキャリアについて語ってもらいました。
「Pさんの下で働くことが決まったときは、正直動揺しました(笑)。上司が問題というわけではなく、新しい部署のミッションが自分にはわかりにくかったのが最大の理由です」(部下Kさん)
「業績を拡大するべく、メンバーを増やそうとしていたところに来てくれたのがKさんでした。人当たりがよく、それまでいた部署での実績も評価していたので期待していました」(上司Pさん)
3年前から、現在の部署で一緒に働くようになった40代上司のPさんと、30代のKさん。
お客様のさまざまな課題を、既存のソリューション・サービスの提供や、システム開発によって解決するという部署ゆえ、扱う商材・サービスが幅広く、Kさんは何から手をつけていけばいいか相当悩んだそうです。
異動してからしばらくは、手ごたえが感じられない日々を過ごしていました。
「当初はこれといった新しい取り組みがなく、本人は悩んでいたのかもしれませんが、リレーションがある顧客のニーズを引き出して新しい提案につなげてくれていたので、安心して任せられると思っていました」(上司Pさん)
異動後の自分の仕事に納得できていなかったKさんですが、上司は強みを評価してくれていたようです。
「新しい部署に異動したり、今までとは違うお客様を担当しなくてはならなくなったりして、成果が出ないと悩む人は多いでしょう。
そんなときは、結果を焦ってやみくもに動くより、今後やりたいことと今できていないことを整理して、“自分の課題と取り組むべきこと”をはっきりさせることが重要です。
Kさんはそれができていたので、意図を明確にして仕事をアサインしていけばいいと考えていました」(上司Pさん)。
既存顧客の売上を伸ばしながら、やりがいのある仕事を求めていたKさんは、地方の大規模なプロジェクトを手がけるようになり、異動後の部署の存在意義を実感できるようになりました。
異動してから3年。実績を積み上げていくうちに、Kさんは次のステージを意識し始めます。
システムエンジニアとして専門性を高めるだけでなく、マネジメントスキルを身に付けてキャリアアップしたいと考えるようになってからは、Pさんのマネージャーとしてのアプローチが勉強になっているそうです。
「Pさんは、部下の話のポイントをすぐに理解してくれるので、相談しやすいです。否定しないし、乗せるのがうまい。人を動かす仕事をするなら、聞き上手であることは大事だなと思うようになりましたね」(部下Kさん)
自己認知力を高めながら、できないこと・やるべきことを明確にしてきたKさんは、これからは他者を理解する力を高めることがテーマとなりそうです。
普段は雑談で終わる飲み会で、組織のあり方や仕事の進め方についてPさんに話す機会が増えたとのこと。
上司を相手にどんな話でもできるのは、リーダーをめざすKさんにとって幸せなことなのではないでしょうか。次回、「システムエンジニアの本音トーク」は、【60代上司 VS 30代部下編】をお届けします。