小便小僧(2017年9月:祭りの法被-はっぴ 2017)
JR浜松町駅ホームにいる「小便小僧」の年間ファッションを定点観測しています。定点観測し始めたきっかけはコチラ。
今年も9月は祭りの法被(はっぴ)姿ですね。ハチマキにしている手ぬぐいの模様は去年と同じようですが、法被の模様と背中に差したうちわの種類は変えているようです。
今年は法被の背中に【祭】の文字はなし。うちわが赤になりました。法被は松葉模様。松の葉は、落ちても離れないので、強い結びつき表す縁起のよい柄ですね。
うちわの片面には、七福神が乗った宝船の絵が。さらに縁起よし!
胸元には、なにやらイラストが。。。江戸火消の纏(まとい)のようです。
昨年の記事で書きましたが、この時期の小便小僧は、近所で行われる『だらだら祭り』と関連がありそう。
開催日時:2017年9月11日(月)~9月21日(木)
会場:芝大神宮
会場の芝大神宮が、歌舞伎の演目『神明恵和合取組』で繰り広げられる「め組の喧嘩」の舞台、ということで、胸元に火消しモチーフが入っているのかもしれません。
でも、この纏(まとい)は「め組」のものではないような。。。?ということで、『消防博物館』に調べに行ってきました!
●東京消防庁『消防博物館』
東京メトロ 丸ノ内線 四谷三丁目駅 直結。 入場無料!
地下入り口を入るとすぐにレトロな消防車が。かっこいい!
5階の「消防の夜明け(江戸の火消)」展示室には、「いろは48組 本所・深川16組※の纏(まとい)」を展示したコーナーがあります。
※享保3年 大岡忠相(おおおかただすけ)によって町火消(当時の消防団)が組織された後、隅田川以西の町々を“いろは48組”、本所・深川を16組に分けた。纏(まとい)は各組のシンボル。
小便小僧の胸についているマークと一番似ているのはコレかな。
でもコレは5番組の「く組」(四谷近辺担当)のようですね。
「め組」の纏(まとい)はコレ。バスケットゴールみたいなアミアミになってます。
「め組」は“いろは48組“のうちの2番組。そういえば、2015年11月(火消し)の記事で着ている半纏(はんてん)には「二番組」の文字がありました。