書評 – 「女のいない男たち」
この企画は、読者である私たちとあなた、みんなでつくる書評のコーナーです。
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書評といっても難しく構えることはありません。私たちは評論家ではないのですから、読後の感想や、気に入った場面・描写の紹介でもOKです。
あなたの本に対する想いを、ぜひみんなで共有しましょう。
お待ちしております♪
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今回の課題図書は、
村上 春樹著 「女のいない男たち」出版社:文藝春秋 (2014年4月18日)です。
■【恋愛「オトナ度」を測れる小説】
タイトルに、女、男とついていたから、無意識に恋愛小説、と思っていたけれど
『ドライブ・マイ・カー』『イエスタディ』『独立器官』と読み進めるうちに
「これは、男の友情物語じゃないか」と思うようになりました。
■今回読んだ「女のいない男たち」。雑誌などで発表済みの5編に、
本書のために書き下ろされた1編を追加した短編集である。
1編目から「摩訶不思議なハルキワールド」全開。
読者を置き去りにしてどんどん突っ走っていく。
■私は短編集というものを、そんなに沢山は読んだことがありませんが、
今まで読んだ中で、この作品は
一番 ‘短編集っぽくない’ 短編集だと感じました。
■数年ぶりに村上さんの作品を読みました。
前に読んだ作品はなかなか難しかったため、距離を置いていたからです。>続きはこちら
■「ドライブ・マイ・カー」では、うちのオットならどうだろう?とか、
「イエスタディ」では、「ノルウェイの森」と似ているところがあるな、と思ったりとか、
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■どれも遠くない感じがして自分の変容に驚く。
村上春樹をこんなにスンナリ受け入れるようになるとは……私も大人になったものだ、と。
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