リニューアル小便小僧(2018年9月:祭りの法被-はっぴ 2018)
JR浜松町駅ホームにいる「小便小僧」の年間ファッションを定点観測しています。定点観測し始めたきっかけはコチラ。
先月の記 事で、「ホーム工事に伴い、お休み中」とご案内しましたが、ちゃーんと彼は戻ってきました!
「ホームの端のほうに移動します」と駅員さんがおっしゃっていたとおり、以前より十数メートル端よりに移動。
「小便小僧の由来」を記した石碑は健在でしたが、足元の水たまりはタイルからステンレスにリニューアルされ、花壇スペースもささやかになりました。
この時期、芝大神宮で『だらだら祭り』が行われるため、9月の彼は法被(はっぴ)姿なのだと思われます。『だらだら祭り』については、おととしの記事 で解説していますので、そちらをご覧ください。
おととし と昨年 は背中に「祭」のうちわがさしてありましたが、今年は法被(はっぴ)の背中に「祭」の文字のみ。手ぬぐいハチマキは例年通りです。
法被(はっぴ)の模様は毎年変わっています。今年は絣(かすり)地に「桜散らし」文様があしらわれたような生地。
「桜散らし」は日本の伝統文様で、元は千代紙に使われていたものが、女性の身につけるものに多用されるようになった※とのこと。
※参考文献:講談社『日本の伝統文様事典』片野 孝志 (著)
「桜散らし」だけだと可愛すぎちゃいますが、絣(かすり)地に乗せていることで、男性(小僧)にもしっくりくる法被(はっぴ)になっていますね。
●「小僧」の立ち位置が高くなった?
数年、彼を撮り続けて来た私、リニューアル後の彼を見てある違和感が。。。
「なんか背が高くなった?」
いやいや、サイズが変わるわけはないので、台の高さが変わった?! しかし、台自体に変化はない。さて、、、。
リニューアル前は、水たまりの底から“にょき!”っと立っていた台ですが、現在はその高さより少し上から設置されているように見えます。
この件については、今後、過去のスナップとこれから撮影したスナップを見比べて解明することができたらご報告します。