リニューアル小便小僧(2018年11月:消防団)
JR浜松町駅ホームにいる「小便小僧」の年間ファッションを定点観測しています。定点観測し始めたきっかけはコチラ。
春(3月)と秋(11月)は、東京消防庁の「火災予防運動」と連動したコスプレの小僧。
秋バージョンを振り返ると、2015年の「火消し」、2016年の「消防士」、2017年の「東京消防庁 特別救助隊」。そして今年は「消防団」です。
私事で恐縮ですが、父は若いころ消防団員でした。ということで、消防のサイレンを聞くと家を飛び出していくボランティアのおじさん、ぐらいに思っていたのですが(すみません)、消防団員というのは、地方公務員法及び消防組織法に規定されている「市町村における非常勤の特別職地方公務員」なんですね。
今回、小僧が来ている【法被(はっぴ)】、どの消防団もよく似ているなー、と思っていたら、総務省消防庁の「消防団員服制基準」というのがあり、そこでキッチリ決められているからのようです。
その中に【衣-乙種】という区分があり、これがいわゆる【法被】。
「色:黒又は紺」というルールに始まり、丈(たけ)・肩幅・行(ゆき)の寸法やえり幅、果ては「腰の周囲には、約四五ミリ幅の白色平線二条を染出す。白色平線の間隔は、約三〇ミリメートルとする。」などと細かく指定されており、形状を示すデザイン(?)図までついています。
アレレ?白い線だけでなく、袖~背中にかけて赤と白の線がありますが?。。。これは階級章の代わりのようですね(線が多いほうがエラい)。今回の小僧は新人ってことではなく、中堅のキャリア保持者っぽい。
●おまけ:防災&災害の備え
消防団には、18歳以上で、その市町村に居住しているか、または勤務している人なら男性でも女性でも入団できます。
(※一般的な定め。消防団の入団資格は、市町村ごとに条例で定められています)
消防団に入りたい方は、総務省消防庁の「あなたの街の消防団」というページから検索して、連絡することができます(メアドも書いてあります!)。電話番号は、みんな知ってる「局番+0119」。
同サイトには、消防団の活動紹介やQA集、スペシャルコンテンツとして「女性」「学生」「企業」向けのページなどもあって読みごたえ十分!
スペシャルコンテンツには、防災教材のページもあります。
『私の防災サバイバル手帳』を読んでみました。火事で119番通報したときは、以下のようなやりとりがあるので、知っておくといざというとき少し落ち着いて対応できるかもしれません。
「火事ですか?救急ですか?」 → 「火事です」
「住所はどこですか?」 → 「〇市〇町〇番〇号」等
「周囲に目標となる建物はありますか?」 → ※日頃から目印になる建物などをチェックしておくと安心
「何が燃えていますか」 → ※状況によって答えましょう
通報の他には、火事を見つけたら大声で知らせる必要があるケースにも遭遇しますが、大きな声が出ないときは、金物などをガンガンたたくとよい、など「ふむふむ」という知識や、火災の他にも地震、風水害からのサバイバル法も読みやすいイラストとともに載っていて、充実の71ページ。