第3回 絵が下手だったら“言葉から” (セントラルイメージ1)
この特集では、企画スキルを向上させ、企画を生み出すために有効な方法として「マインドマップ」を紹介しています。
企画に必要なスキルの定義や、ノート術「マインドマップ」についての説明は、第1回記事をご覧ください。
第3回記事では、「セントラルイメージ」の描き方例をご紹介します。
「セントラルイメージ」とは、マップをかき始めるときに中央に描くイラストのことです。そのマップのテーマから連想するイメージをイラストにします。この際、複数の色を使って描くと、右脳が活性化してアイデア出しのウォーミングアップに役立ちます。
図3-1【「グローバル人材育成シナリオ」を考えるためのマップ】
これは、【「グローバル人材育成シナリオ」を考えるためのマップ】をかくときに描いた「セントラルイージ」です。
「“グローバル”と言えば地球」と連想して、その絵を描きました。日本だけなんとなくそれっぽい形で描き、他の大陸の形は適当です(笑)。「セントラルイメージ」のクオリティはそんなかんじでも十分です。
これは、【部下を知る・やる気を引き出す】というマネジメント系スキルのセミナーに参加したときにかいたマップの「セントラルイメージ」です。
「部下を知るには“よく見る”こと」と連想して、メガネの絵を描きました。セミナーで配布された資料の表紙に望遠鏡のような絵が描いてあったように記憶しています。望遠鏡を描くのは難しそうだったのでメガネにしました。
このように「そのとき目にしたイラストを真似する」「簡易化して描く」というのも、「セントラルイメージ」を気軽に描きだすポイントだと思います。
これは、【業務改善のための会議改革セミナー】というものに参加したときにかいたマップの「セントラルイメージ」です。
「会議の要素は“テーブル”と“参加メンバー”」と連想して、それらを描きました。テーブルや人はこれぐらい簡易化しても十分わかります(え?わからない?笑)。参加者が自由に意見交換しているような“フキダシ”を追加したところが遊び心です。
第3回「絵が下手だったら“言葉から” (セントラルイメージ1)」いかがでしたか?次回も「セントラルイメージ」についての事例をご紹介します。お楽しみに♪