企画に役立つノート術

第8回 マインドマップで“ココロの整理”

この特集では、企画スキルを向上させ、企画を生み出すために有効な方法として「マインドマップ」を紹介してきましたが、今回は【番外編】として、ちょっと変わった使い方を紹介します。

ノート術「マインドマップ」についての説明は、第1回記事をご覧ください。
今回は、ココロがモヤモヤしたときにかいたマップを紹介します。ココロがモヤモヤするときは、頭の中もこんがらがっています。それを目に見える形で取り出して並べてみるだけで、スッキリしますよ。

図8-1【ココロの整理】

マインドマップ ココロの整理

これは、自分と相手が発した言葉が原因で、大切な相手と気まずくなってしまった時にかきました。

まず、気持ちを落ちつけようと思い「気持ち、、、“気”」から思いついたことを右上からかき出しました(黒いペンでかいている部分)。それだけで「今の自分」の心の状態を【客観的】に捉えることができました。自分がコントロールできないことにとらわれていることに気づきました。

次に「じゃあ、どうする?」ということをかき出しました(赤ペンでかいている部分)。自分的にナイスアイデアだな、と思ったのは「すること」の前に「しないこと」を挙げてみたところです。

「無理に解決しようとしない」「他人に話して味方を増やそうとしない」「いろいろ想像して大ごとにしない」、この方針が決まると自分の心もだいぶ落ち着いてきました。

自分が一番望んでいること(=以前と同じように相手とつき合えるようになること)も明確になりました(緑のペンでかいている部分)。

ここまで来ると、「問題発生、大変だ!」と思っていたことがそうでもないと思えるので、先のこと、つまり「今回の教訓を生かし今後気をつけること」を考えることもできるようになりました(左上の青ペンでかいている部分)。
気持ちの揺れを伴う問題が発生した時や、悩んでいる時、頭の中で言葉だけで考えていると同じところをぐるぐると回りがちです。

そんな時は、白紙の紙を用意して(A4サイズ以上がお勧め)、色ペンを手にとって、真ん中にイラストを描いて、そこから色とりどりの枝を伸ばしてみてください。マップをかく前より少しだけココロがスッキリしますよ。

この手法は、実は仕事の「問題解決」にも応用できます。
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第8回 「マインドマップで“ココロの整理”」は、いかがでしたか?

「企画に役立つノート術」特集は、今回でひとまず終わりです。この特集の記事を読んで、「自分にもマインドマップがかけそうだな」「かいてみようかな」と思っていただけたらとても幸せです。

 

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