銀のアンカー④
企業研究やSPIテスト対策やES(エントリーシート)の準備など、やることがたくさんあって大変なイマドキの就職活動。
「就活に役立つ本を読んだほうがいいかなぁ、と思うけど、選んでるヒマないよー!」というあなたの代わりに、編集長:れいが読んでみました。
本の中の「“気になった言葉”」「就活テクニック」「それらを企業側から見た感想」などを紹介します。それを読んでピピッと来るところがあったら、ぜひ紹介した本を読んでみてくださいね。
『銀のアンカー』④
三田紀房さん・関達也さん共著の“内定請負”マンガです。登場人物の説明、第3巻までの紹介は『就活応援的読書』特集ページをご覧ください。
漫画「銀のアンカー」より
※相関図イラストは菜緒さん編集部で作成しています
●「自分という商品を企業に売り込め」
千夏、田中くん、松本くんを含む「就活勉強会」に集うメンバーたちは、内定請負人:白川の元でアドバイスを受ける一期生となります。
※登場人物イラストは菜緒さん編集部で作成しています
「自分という商品を企業に売り込め」というのは、この”白川塾”での最初のアドバイスです。
商品を売り込むときに必要なのは「品質」「流通」「広告」。これを自分にあてはめるとそれぞれ何になるか、はマンガで確認してみてください。
一部紹介すると、品質(=人間性)を知ってもらうためには流通(=エントリーすることやOB訪問すること)を止めないこと。ここでも汗をかいて行動する大切さを白川は強調しています。
Boss※ どうですか?
⇒ 「そのとおり。」
※Bossとは編集長:れいの上司。会社員生活35年。
●「世の中にある仕事の全ては営業なのです」。
なかなか志望先を決められない田中くんは白川から「君は営業が向いている」と言われて「えー、自分みたいな押しの弱い人間に営業なんてムリ!ムリ!絶対無理!」と否定し、「そんなやつは就職なんてするな!」と一喝されてしまいます。
落ち込む田中くんですが、自分のアパートに戻り大家さんの困りごとを親身に聞いているうちに「営業が向いている」と言われた意味に気づくのです。
営業=物を売り込む、ではなく、人の困りごとを親身に聞き、自分ができる手助けをすることなんだ、と。その意味ではすべての仕事は営業なのですね。
Bossどうですか?
⇒ 「そのとおり。たとえばエンジニアであっても、自分がやれる仕事・やった仕事を知ってもらうことも必要。」
4巻の紹介はここまで。次回は5巻の“気になった言葉”を紹介します。