銀のアンカー⑥
企業研究やSPIテスト対策やES(エントリーシート)の準備など、やることがたくさんあって大変なイマドキの就職活動。
「就活に役立つ本を読んだほうがいいかなぁ、と思うけど、選んでるヒマないよー!」というあなたの代わりに、編集長:れいが読んでみました。
本の中の「“気になった言葉”」「就活テクニック」「それらを企業側から見た感想」などを紹介します。それを読んでピピッと来るところがあったら、ぜひ紹介した本を読んでみてくださいね。
『銀のアンカー』⑥
三田紀房さん・関達也さん共著の“内定請負”マンガです。登場人物の説明、第5巻までの紹介は『就活応援的読書』特集ページをご覧ください。
漫画「銀のアンカー」より
※相関図イラストは菜緒さん編集部で作成しています
●「体験(ネタ)がなかったら作れ!」
5巻で学生たちに力を合わせて家を建てさせた白川。建てた家をそのままにして帰ろうとする学生たちに「これを就活に利用しないでどうする」と投げかけます。
ES(エントリーシート)や面接で自己アピールの素材として使われる自分の体験。何でもそのネタとして利用しろ!ということです。「これぐらい戦略的でないと就活は成功しない」と白川はいいます。
SNS(Facebookなど)で投稿するネタ作りも、見方を変えると就活に利用できるかもしれませんね。
Boss※ どうですか?
⇒ 「面接で“何をやってきたのか”は必ずきかれるので、その通り。」
※Bossとは編集長:れいの上司。会社員生活35年。
●「俺はね、不幸が好きなんだよ」。
3巻 に登場した堀上氏(明らかにホリエモン-堀江貴文氏 をモデルにした人物)が再び登場し、ベンチャーに向く人・向かない人について語ります。
堀上氏が言うには「ヤバい、ギリギリとかが大好き!どん底にたたき落とされると、なにくそと燃える」ひとはベンチャー向きだそうです。
思えばアップル社のスティーブ・ジョブズ氏もUp・Downの激しい人生でした。
Bossどうですか?
⇒ 「確かにベンチャー経営者向きだと思う。」
●「(コネが)なかったら作れよ」。
“白川塾”の一員:川上くん。彼はマスコミ業界を志望し、OB訪問も精力的に行っています。
川上くん:就職留年中 マスコミ業界目指してます!
大手代理店はコネがないと入社も狭き門。ある日OBから「親でも親戚でも片っ端から当たってコネ見つけてこい」と言われます。ちょっとショックを受ける川上くんに先輩はこう言います。
「ないから……と言ってそこで諦めるヤツはこの業界じゃいらないんだよ」
さらに
「無から有にする。仕事とはそういうもんだ」
かっこーいー!ここまでかっこよくなくても、私れいも仕事はこういう気持ちであたっています。
・やりたいことがあるが自分にはそのスキルはないから …… じゃ、どうする?
⇒ できるひとを見つけてくる
・提案がBossに却下された! …… じゃ、どうする?
⇒ どの条件を変えれば検討の余地があるかBossにきいてみる
等。
Bossどうですか?
⇒ 「ありとあらゆる手段を使って……。その通りです。」
さて川上くんは無事コネを見つけられたのでしょうか?コネをみつける過程で川上くんが発見したものとは?……それはマンガで確認してみてください。
6巻の紹介はここまで。次回は7巻の“気になった言葉”を紹介します。