社会学習/生涯学習におけるICT
■タレントが資格取得!
すこし前に、某通信教育企業が
「忙しいタレントやアイドルでも資格を取れるのか!?」
というキャッチコピーでテレビCMを流していました。
仕事の合間に通信教育を使って学習し、
資格試験合格を目指すというストーリー仕立てのCMだったと記憶しています。
タレントといえば、
メジャーリーグで活躍している野球選手の妻が、
夫の野球人生を食の面からサポートしたいと、
ジュニア・アスリートフードマイスターの資格を取得したことが
話題になったこともありました。
芸能人に限った話ではありません。
いま、資格取得にとどまらず、
社会学習/生涯学習が、世の中全般で見直されています。
■社会学習/生涯学習とは?
インターネット百科事典・ウィキペディアで
“生涯学習”を検索すると、
「人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために、
自発的意思に基づいて行うことを基本とし、
必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、
生涯を通じて行う学習と定義されている」
と書かれています。
難しい言葉の定義は参考程度にするとして、
みなさんは社会学習/生涯学習というと、
どういったものを想像するでしょうか?
「退職後に高齢者が行う学習」とか
「趣味や習いごとのような公民館やカルチャーセンターなどで行われている活動」
などを想像する方が多いかと思います。それらはもちろん正解です。
ただし、一部正解だと私は思います。
私が定義する「社会学習/生涯学習」は、以下のようなものです。
たとえば、
・自分の住んでいる町・地域の歴史を調べる
・習字や俳句など趣味のサークル活動に参加する
・育児に不慣れな若いママさん同士の交流会
などは生涯学習としてイメージしやすいでしょう。
ほかにも
・大学などで開かれる公開講座
・企業が企画する各種セミナー
・ボランティア活動への参加
・先に書いたような、資格取得のための勉強
・読書
なども生涯学習に含まれる、と考えています。
広い意味で捉えれば、
学校教育以外の場で行われる学びは、
対象者の年齢に一切関係なく生涯学習と呼んで良いでしょう。
“対象者の年齢に一切関係なく”と強調したのは、
私の考えとして、「生涯学習=高齢者」というイメージを払拭したい
と思ったからです。
仕事の評価とは関係がなくても、
自分自身のスキルアップを目指すための自己啓発や、
教養を深める学びの必要性は、
高齢者に限らず、私たち働く世代にとっても大切なことではないか
と常々思っているのです。
もう少し「社会学習/生涯学習におけるICT」
について考察を深めていきたいのですが、
長くなってきたので、続きは次回とさせていただきます。
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参考サイト(2014年5月上旬閲覧)
ウィキペディア“生涯学習”へのリンク:
http://ja.wikipedia.org/wiki/生涯学習
文部科学省ホームページヘのリンク
【出典:「ICTの活用による生涯学習支援事業」(文部科学省)】:
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1308670.htm