「修了証」以外に得たもの
ここまで選択式課題については、まずまずの成績を修めてきた巧クン。
最後の難関、レポート提出が待ち受けています。
■最終課題レポート
講義の動画も観終わり、選択式課題も全て解答して、
いよいよ最終課題のレポートに取り組みます。
テーマと必須キーワード三つが指定され、800文字を目安に記述する、
というものです。
テーマそのものは講座のタイトルと直結したものなのですが、
指定された三つのキーワードをどのように使って説明していくか、
レポートの構成を組み立てるのが難しい。
もちろんキーワード自体は今までの講義の中で登場したものなのですが、
一見して関連性・関係性が見出せず、かなり悩みました。
しかもレポートに関してだけは一度提出してしまったらそれでおしまい、
再提出や取り下げはできないルールになっているため、慎重にならざるを得ません。
取り敢えず思いつくまま書いてみて、納得できずに書き直す、
の繰り返しになりました。
該当キーワードを解説している回の動画を観直してみたり、
ネットで調べてみたりもしましたが、
なかなか満足いく形にまとまりません。
キーワードごとに述べたい意見を整理して、
並べ替えたり文字を足したり削ったりしながら休みを半日ほど費やし、
一応文章らしくなったところで、思い切って提出ボタンを押しました。
提出期限まで日数はあったし、
もう少し練った方が良かったと思う反面、
現状の知識や理解ではあれ以上のものは書けないだろうという気持ちもあり、
若干すっきりしないものの、ともかく採点を待つことになりました。
■採点発表、そして…
レポートの採点作業は、
最終提出期限である5月18日の翌日から順次行われる、と掲示があり、
早めに提出を済ませてしまった私にとっては、
随分長い時間待たされた気になり、多少やきもきしたりもしました。
結局、採点結果が出たのは5月19日の夜、
得点は24点満点中の16点でした。
自分でも答案の推敲不足は感じていましたので、
よく16点も取れたなぁというのが正直なところです。
図1:巧クンの最終成績<クリックで拡大>
ただ、終わってみれば、トータル正解率は88%。
無事「修了証」獲得条件である60%を上回る事ができました。
私自身の感想としては、
それほど得意でもない中世日本史の講座にしては、
なかなかの成績だったと思います。
「修了証」獲得をモチベーションに4週間頑張ってきた訳ですから
「かたち」として残せたことはうれしかったです。
何より趣味としての自習のはずが、“従業員の実体験に基づく情報ブログ”の
企画となってしまった以上、「不合格でした。。。」では格好がつかないので、
その意味でもホッとしました(笑)。
■ステップアップ
今回eラーニングを通して得たこと、
それは「自発的な学びは面白い」ということです。
人からやれと強要されたものと違って、
自分からやりたいと思ったことは最初からモチベーションが高いですし、
興味があって選んだ内容ですから理解も早い、
あるいは理解しようとする意欲が持てる、集中力も持続する、
そういったプラス要素が働いて、「学ぶこと」それ自体が楽しくなります。
もちろん今回の講座、
すべての内容を理解したかと言われれば答えはノーです。
課題で満点取れた訳でもありませんし、
講座の内容を要約して他の人に上手に説明できるか、
自信がない面などもあります。
それでも1日たった10~20分の動画閲覧を約1か月続けるだけで、
あるテーマについての学習が修了できるのです。
講座のテーマそのものは直接仕事には活かされない、
日常生活とは関係ない。
それでも最後までやりきったこと、
自分の頭で考えてレポートに取り組んだことは、
今後の仕事や日常生活に役立つ経験だった、と断言できます。
単なる知識習得以上の経験ができる、
それが自発的な学びだと思います。
そしてもう一つ付け加えるなら、
学ぶチャンスはあちこちに転がっている、ということです。
今回の「gacco」は新聞記事で知ったと書きましたが、
同じ新聞がきっかけで、とあるセミナーに参加したりもしました。
ちょっと情報収集のアンテナを意識して広げておくと、
意外と情報の方からこちらに飛び込んでくるものです。
そういったチャンスを上手く捕まえて、
学びの機会をゲットしてみてください。
やり遂げることで、きっと何か得られるものがある、
ステップアップできる、そう思います。
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参考サイト(2014年4月上旬~6月中旬閲覧)
「gacco(ガッコ)」へのリンク:
http://gacco.org/