江戸を守る清水の舞台「清水観音堂」 *おまけ 上野の「パンダ推し」
健康祈願に「五條天神社」をお参りした流れで、上野公園内の朱印めぐりを続けます。
今回は「清水観音堂」をご紹介。
●清水観音堂(上野恩賜公園内)
天海大僧正が、二代将軍徳川秀忠公から寄進された上野の山に寛永2(1625)年、「東叡山寛永寺」を開きました。江戸城の鬼門の守りを意図したものと言われています。
そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立したうちのひとつが「清水観音堂」です。
その名を聞けば想像がつくように、京都の清水寺(きよみずでら)を見立てたお堂です。ご本尊は、京都清水寺からご遷座された秘仏「千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)」。
歴史は古く、広重の浮世絵にも描かれています。
※国立国会図書館 「錦絵で楽しむ江戸の名所」データより許可の範囲内にて転載。
京都の清水寺と同じように、手すりで囲まれた「舞台」があります。浮世絵ではそこから「不忍池(しのばずのいけ)」が臨めますが、現在は公園の木々の緑が茂っていてよく見えず。
●ご朱印
豪快な筆さばき。アートのように達筆すぎて判読が難しいですが「千手観世音」と書いてあるようです。
”千手”というだけあって、災難、延命、病気治癒などあらゆる現世利益にご利益があると言われていますので、今回は健康祈願をしっかりしてきました。
また「千手観音」(正式名は「千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)」)は子年(ねどし)の守り本尊なので、ねずみ年生まれの方々は特にお参りしてみるとよいですね。
●おまけ 上野の「パンダ推し」
ここで時間をちょっと巻き戻して、上野公園散策開始時に撮った写真をご紹介。
上野といえばパンダ。
また、公園内には「パンダポスト」があります
上野駅の公園改札を出て上野公園に入り、「上野動物園」に向かう途中の右側にあります(動物園に入らなくても利用できます)。
左側の差出口から投函すると、パンダや西郷さんのイラストがついた特別な消印を押してもらえます。旅の記念に出してみるとよいですね。
パンダポストの近くまで戻ってきた私の目に入ったのは「上野東照宮」への案内板。
むむ、これは行くしかないでしょう。と欲張りになった私。当初の目的「健康祈願」は済んだので、次は「東照宮」で勝負運を高めてまいります。
その様子とご朱印は次の記事で。