第4回 英語であいさつ(3)発音注意?!世界中の色々な英語
毎月変わるFacebookカバーイラストとの連動企画「世界のひとを”おもてなし” めざせ!マルチリンガル講座」。そるくんたちがなぜ旅に出たのかは、第1回の記事をご覧ください。
※そるくんとあんどくんは「株式会社ソルクシーズ」のイメージキャラクターです。
4月、そるくんたちはニュージーランドの牧場でひつじさんたちと交流中です。
第1回、第2回とは趣向を変えて、今回はフレーズだけでなく、世界の「いろいろな英語」について理解を深めましょう。
英語は実に約80か国で話されていて「世界共通言語」と言われています。母国語としているアメリカ、イギリス、カナダのほかにも、公用語として英語を使用しているインドやアフリカ諸国などがあります。
これだけ多くの国で話されているので、同じ「英語」といっても、さまざまな特徴を持っています。オージーイングリッシュ(オーストラリア英語)は“なまり”がきつい、と言われているのをきいたことがあるかもしれませんね。
有名なのは、「エイ」が「アイ」と発音されること。today (トゥデイ)がto die(トゥダイ)と聞こえるため
I’m going to a hospital today.(今日病院に行きます)
が
I’m going to a hospital to die.(亡くなるために病院へ行きます)
になっちゃう、なんてジョークも。
インドの人々が話すヒングリッシュも発音が特徴的。rの音を「ル」とはっきり発音し、thの音を「タ」行で発音するので、parkは「パルク」、thank you は「タンキュー」と聞こえます。
日本人も英語の発音は苦手。rやthの発音を練習してもなかなかうまくならない私からすると「インドの方々のように、いっそジャパングリッシュを広めてしまえばいいのでは?」と思ったりすることもあります(笑)。
かなり英語が話せるひとでも「発音には母国語の影響が残る」というのは仕方ないこと。先日とあるターミナル駅で、案内板を凝視していたインバウンドなご家族(ヨーロッパ圏から来た風)を見かけ、ご案内したときのエピソードを紹介します。
Where are you from? (どこから来たの?)
と聞くと、フランス・パリから。
Where do you want to go? (どこに行きたいの?)
と聞くと「アコネ」?
「アコネ、アコネ、、、あ、箱根ね」。フランスの方は”H”を発音しない、ということを思い出しました。旅のご案内には、リスニングスキルの他にも、相手の文化・日本の観光知識なども必要、と思った一場面でした。
私の英語の発音もかなり“日本風”だったと思いますが、Your English is good. と言っていただき
Have a nice day. (ごきげんよう ※別れ間際の常套句)
と言いあって別れたときには「ご案内してよかったな」と思いました。
第4回目の「世界のひとを”おもてなし” めざせ!マルチリンガル講座」、いかがでしたか?
発音練習やフレーズの勉強も大事だけど、自分ができるレベルでサポートしてあげたい!という気持ちが一番ですね。
来月もお楽しみに♪
I hope you will come again!