女性名誉宮司さんの和歌入りご朱印が頂ける「江北氷川神社」(足立区)
今年の冬は、1月に○○年ぶりの大雪!とか、立春をすぎても寒波が居座り「観測史上最低気温」という地域が多数発生、なんてニュースの多い寒いシーズンでしたね。
と、思って油断していたら、桜の開花から満開までノン・ストップ。イッキに春めいてきたようです。
寒さに「朱印めぐり」が滞っていた私:れいも「参拝帰りにお花見ができそうで、おススメの朱印のある神社は……」と探していて見つけました。足立区は荒川土手のそばにある「江北氷川神社」。
名誉宮司さん(後ほど詳述)が書いてくださる“和歌の入った見開きご朱印”というのがあるそうです。
ということで平成20年に開通した「日暮里・舎人ライナー」に乗って出発!参拝の後は同じライナーに乗って行ける「舎人公園」で花見、といきましょう。
●江北氷川神社(こうほくひかわじんじゃ)
【最寄り駅】日暮里・舎人ライナー:江北駅(徒歩12分)
【御祭神】素戔嗚尊(スサノオノミコト)、奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)、天照大御神(アマテラスオオミカミ)、伊邪那美命(イザナギノミコト)、淤母陀琉命(オモダルノミコト)
今回はいきなりご朱印から紹介します。せっかくなので神社オリジナル朱印帳(1500円)を購入し、それに書いていただきました(初穂料500円)。オリジナル朱印超は他にも赤・青があります。
朱印帳を購入したサービス(?)でしょうか、最初のページにも和歌を書いていただきました。
ご朱印を書いてくださったのは女性の名誉宮司の方。“名誉宮司”というのは、「長年宮司を務めた神職のみが授与される職位」とのこと。都内では2018年1月現在、20名の名誉宮司の方がおり、そのうち女性はこちらの宮司さんだけだそうです(神社チラシより)。
あらためてその書を見つめていると、ひらがなのたおやかな様子と、漢字の骨太な様子が合わさっていて不思議な魅力があります。
墨書きの書は、崩しすぎず、私のように書の覚えのないものでも読めるように書いてくださっているので、後から何度も読み返して日々のよすがにすることができそうです。
【“和歌入りご朱印”をいただくためのワンポイント】
“和歌入りご朱印”は名誉宮司さんがご在社の時にしか書いていただけない、という情報を目にしたので、事前に神社に確認すると安心です。
私も神社公式サイトに記載されている番号に電話をしてみることに。「こんなことで神社に電話をして失礼と思われないかしら」とちょっとドキドキ。。。
「和歌の入ったご朱印をいただきに行きたいのですが、、、」と話し始めると
「あ、メールでお問い合わせくださった方ですか?」
え?神社にメールできる時代なんですか?(あとからよくみたら公式サイトにメアドも書いてありました)
この電話が初めての連絡であることを告げ、名誉宮司さんがご在社の時間帯もお聞きし、「ご連絡ありがとうございます」と言っていただけてひと安心。
神社によって個性はいろいろあると思いますが、思っていたより神社の敷居は低くなっているのかもしれません。もちろん礼節の心をもってお付き合いすることが基本です。
ほかほかした気持ちで駅に戻り、「日暮里・舎人ライナー」で3駅移動して「舎人公園」に向かいます。
●舎人公園(とねりこうえん)
【最寄り駅】日暮里・舎人ライナー:舎人公園(目の前)
『舎人公園千本桜』というのが開催される桜の名所(2018年は4/7、4/8開催)。祭りの期間以前から、エントランスのイルミネーションやお花見広場までの桜ライトアップもしているそうです。
千本というだけあって、園内にはたくさんの桜の木があり、お花見にちょうどよい芝生の広場も広々。私が訪れた3月の終わりには、老若男女、とくにお子さん連れのご家族が桜の木の下でお弁当を広げている光景をあちらこちらで見かけました。
こちらにある「レーガンの桜」というのも有名だそう。明治45年に日米親善の特使としてアメリカに贈ってワシントンに植栽され、レーガン大統領夫人が来日した際に里帰りを果たした桜です。ご来園の際にチェックしてみるとよいですね。