6月のおすすめ 百合(ゆり)
百合根(ゆりね)って聞いたことありませんか?!イノシシさんも大好物だそうで、茹でてしっとり揚げてホクホク、煮たり焼いたり、茶わん蒸し、酢の物、きんとん、などなどレシピもなかなか豊富♪日本の百合の栽培は、もとは観賞用というより食用としての栽培が主だったそうです!
あ、すみません、久しぶりに食いしん坊ネタが来てくれたので(ん?呼び寄せた!?)冒頭から少々興奮してしまいました♪
百合の品種はとっても多く、原種だけで100種以上、それらを交配してできた品種は3000種以上あるとされています。日本には15種ほど自生していて、そのうち7種は日本のみに分布する固有種です。
江戸時代に来日した欧米の植物学者やプラントハンターたちが、野山に咲く百合の美しさにとても感動し、その球根を本国に持ち帰り、品種改良に取り組んできました。
近年市場に出回っている品種のほとんどが、なんと日本の百合たちから誕生しているものだそうです。「百合の女王」と呼ばれている「カサブランカ」もその一つです。百合の女王が日本の百合から誕生していたとは!素晴らしいですね!
日本に自生する山百合や鹿の子百合などを数種交配してできた品種たちを「オリエンタルリリー」と呼びます。
カサブランカもその一つで、他にもたくさんの色、種類があります。大輪で華やか、甘い香りが高いものが多いです。
この甘い香りは新陳代謝や女性ホルモンを高めてくれる効果があるそうで、ぜひ目と鼻で(味覚も?)、楽しんでください♪
飾ってみたいけど、もう少し小ぶりで香りも控えめがいいな、という方は、スカシユリや鉄砲百合などもおすすめです。
昔ながら…な感じもありますが、実はとっても爽やかです。お仏花のイメージがある方もいらっしゃると思いますが、シーンを問わず、ギフトにも人気です。
ただ、入院のお見舞いや飲食店のお祝いなどには、香りの強いものは控えることもあります。お好みですがご参考まで。
こちらも夏の花、クレマチス”ホワイトジュエル”と。爽やかナチュラルに。
ユリは通年出回っていますが、旬は夏です!この暑い季節、がんばってくれること間違いないです!合わせる花材によって和な雰囲気にも洋な雰囲気にもできるので、いろんな楽しみ方を見つけてみてください♪
★原産…北半球、亜熱帯地域
★花言葉…偉大な愛(カサブランカ)、高貴、飾らぬ愛、純潔、無垢 など。
★日持ち…10日前後。
★飾るンポイント…水に浸かりそうな葉や余分な葉は取り除いてあげましょう。咲き終わった花はカットし、お手入れしてあげてください。百合は水が濁りにくく手間いらずですが、水は清潔に。
花粉が衣服に付いてしまったら、ガムテープなどで優しく叩いて取ってきださい。手で叩いてしまうと衣服の繊維に入り込んでしまうのでご注意ください。花粉もお楽しみの一つですが、粉がふいてしまう前に取り除くのも1つの手段です。