花のコンシェルジェ

7月のおすすめ アルストロメリア

この花と出会ったとき、正直そんなに好きではありませんでした。(ごめんね!)斑点模様がちょっと不気味だし、華やかなのか地味なのか、よくわかりませんでした。(ごめんね!)

お店の中で売っているような、飾っているような、ずっとそこにいるアルストロメリアの花びらがハラリと散った時、「あれ、この子はいつからいたんだっけ?」……。
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入荷してからだいぶ日が経っていることを思い出しました。そして何気なく見てみたら、散った花の脇に小さなつぼみがぷっくりと、これから開こうとしていました。

その姿に生命力を感じて愛おしい気持ちになり、花びらが散った瞬間からこの花が好きになりました。もちろん斑点模様があるものも好きです♪

細く長く伸びた茎先から枝分かれして数輪の花が咲きます。

先にも書いたように、花首の脇からつぼみを伸ばしているものもあります。初めに咲く花を一番花(いちばんか)、その次に咲く二番花(にばんか)、と呼びます。

二番花以降は一番花よりも小ぶりで色も淡くなりますが、そのつぼみたちが開いてゆく様や色を眺めるのも楽しみ方の一つだと思います。

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茎と葉の爽やかな緑色が花びらの形や色を引き立ててくれて、コントラストがキレイです。そして日持ちもバツグン!花びらの色が褪せてくると終盤ですが、そこからしばらく頑張ってくれます。終わった花はつまんで取り除けるので、お手入れも簡単です。

オランダで品種改良が盛んに行われ、生産量も世界でトップ。日本はそれに次いで2位!冠婚葬祭問わず、いろんなシーンで活躍しています。輪(りん)が小ぶりで細身な原種に近いものから、改良されて大きく華やかになった輪がたくさんついているものまで、色数も豊富です。

普段は主役の花の引き立て役にまわることが多いかもしれませんが、シンプルにアルストロメリアだけで飾ってみてください。正面…横顔…後姿…、いろんな魅力に気づいていただけると思います♪

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★原産…南アメリカ、アンデス山脈の寒冷地 など。
★花言葉…やわらかな気配り、未来への憧れ、幸福の日々、凛々しさ、持続、など。
★出回り時期…周年(最盛期は5月)
★日持ち…10日前後。涼しい季節はもっと長持ち?!?!
★飾るンポイント…まず買う時に、色が褪せていたり、花粉の粉がふいているようなものはご注意を。長持ちしてくれるのでお店に長居している可能性があります。1本で飾っても、枝分かれしているところで短く切り分けて飾ってもステキです。水は清潔に。

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