花のコンシェルジェ

11月のおすすめ ダイヤモンドリリー

ハロウィンが終わった瞬間からクリスマスに向けて模様替え。年々準備が早まっているような気がします。花屋さんでももちろん、秋とはまた違った枝ものや実物、グリーンたちが冬支度を始めてくれています。

日中は暖かくても朝夕はだいぶ冷えるようになり、花を飾るのにちょうど良い時季ですね♪

さて、今回おすすめしたいダイヤモンドリリー。「ネリネ」、と聞いた方が馴染みがあるでしょうか。

ネリネが改良されてできた品種で、別名としてこんなステキなネーミングでも呼ばれています。光にあたると光沢のある花びらがキラキラ輝いて、小さいけど上品で、清楚でとっても愛らしい花です。

このキラキラは、花弁の細胞に含まれているでんぷん質が光に反射すると光って見えるのだそうです。花の色によって、温かみのあるゴールドのような輝きに見えたり、キリッと上品なシルバーのような輝きに見えたり、いろんな輝きを見せてくれます。
ダイヤモンドリリー
香りはほとんどないのですが、気候の条件が揃うとチョコレートのような甘い香りがする品種があるそうです♪残念ながらまだ出会えておりませんが…。

日本には大正時代にやってきました。当時はあまり縁起が良いとされていない彼岸花と似ていることから、なかなか注目されませんでした。とは言え、別ものの花ではありますが、大きく分けるとダイヤモンドリリーはヒガンバナ科です。だから似ているんですね。

今では品種改良が進み、美しい仲間がたくさん増え、ウエディングで使われることも多いです。
ダイヤモンドリリー
シルバー系の葉、ユーカリなどと一緒に

花屋さんの中ではもしかすると他の花たちよりも少し控えめで、あらこんなところにいたのね、と思ってしまうこともあるかもしれません。でもよく見ると、とっても美人さんです。個性もあり存在感もあり、そして輝いています☆1本で飾っても数本で飾っても、優雅な空間を作ってくれます。
ダイヤモンドリリー

冬の澄んだ空気のような静けさとさりげない美しさを持っているダイヤモンドリリー。にぎやかなクリスマスを迎えるまでの一呼吸、飾ってみてください♪

 

ダイヤモンドリリー
★原産…南アフリカ
★花言葉…また会う日を楽しみに、幸せな思い出、箱入り娘、忍耐 など
★出回り時期…周年(最盛期は9月頃~11月頃)
★日持ち…1週間前後
★飾るンポイント…購入する際に、茎と花首がしっかりしていて花弁が肉厚なものを選びましょう。茎の丈が長いと途中で折れてしまうことがあるので、短くカットして飾っても良いです。水は浅めでOK。花瓶と水を清潔に。

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