オフィスビルの裏手に公園があり、昼どきには弁当持参のサラリーマンやOLがひと休みする風景が見られる。
今回のよりみちスポットは“オフィス街の公園”。

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芝4丁目交差点から南西に歩いて、線路側に一本入ると「本芝(ほんしば)公園」がある (港区芝4丁目15番1号)。
私どもの本社ビルからも目と鼻の先で、災害時の一時集合場所になっている。
面積は4,542.41平方メートル、昭和45年に運河を埋め立てて造られた。
管理は港区役所・協働推進課土木係　(TEL：03-3578-3111)。

公園の案内板には1846年の周辺地図が載っていて、当時は海岸だったことがわかる。
＜私どもの本社ビルは海の中ではなさそう。クリックで拡大。＞

この付近は、芝の中でも江戸時代以前から開けた土地で、”本来の芝”という意味で本芝と呼ばれたという。江戸時代にはこの辺りの砂浜に魚が水揚げされた雑魚場(ざこば)とも呼ばれた。
ITトレンドゲッターReiji によると、芝にある海岸＝浜 ⇒ 芝浜 ということで、古典落語の演目として有名な「芝浜」の舞台なんだとか。主人公は魚の行商人という設定だが、ここが舞台とは知らなかった。

取材に行ったのは12月下旬のお昼どき。晴天で暖かかったせいか公園のベンチはほぼ満席で、サラリーマンやOLがごはんを食べながら、のんびり昼休みを満喫中。

サラリーマンばかりかと思っていたが、幼稚園児を連れた母親グループの姿も。

「今日は幼稚園がお休みなので、子供たちを連れてお昼を食べにきた」と教えてくれたが、
頻繁に来るわけではないらしく、やはり主な利用者は近隣のサラリーマン・OLのようだ。

外回り中と思われるサラリーマンがベンチでコーヒーを飲みながら一息ついていたりと、昼休みに限らずスーツや作業着姿が目立つ本芝公園。
仕事の合間のちょっとした休憩に最適だ。

　　　　　　
＜噴水エリアは子供が写らないよう撮影するのに苦労するほど賑やか。＞