オンナの美と健康指南 KOKOさん(後編)
ウイメンズクリニック南青山、「ナリジナル」代表のKOKOさんに「女性の体と心の美と健康」をテーマにお話をうかがっています。今回は「菜緒さんの企画ノート」にからめて、“企画”についてもうかがいました。
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―先日は「体のコゲ・サビ」に関したエイジングケアイベントを開催されましたね。今後もこういった、健康や美に関して発信していくイベントを企画中とのことです。こういった企画はどういうときに思いつきますか?
実際に診療している時です。目の前で悩んでいる方の声を聞き、これが世の中の女性の悩みだ、とリアルに感じます。パソコンの前などではなく、“現場”で感じること、そこからヒントを得ています。生の声に触れる現場にいられるからこそ、今の世の中のニーズや悩みが分かります。
イベント質疑応答タイムでは熱心な参加者へ直接アドバイス。
小杉院長との楽しい掛け合いと共に講義を進行。
―イベントを企画している目的は?
“脱病院”のためです。
病院には、痛みや切実な悩みが出てから相談にいらっしゃる方は多いですが、不調がない人、元気な人はいらっしゃらない。でも「健康と美」のためには、早いうちから病気にならないためのケアと意識・気づき、そして学びが大切なんです。イベントを通して、今元気な方にも自分の体に大切な情報に触れ、知ってほしいのです。
その間口を出来るだけ多くの方へ広げるため、ファッション誌の美容記事を読む延長みたいに気軽に参加できるイベントを企画します。ウェルカムドリンクでお迎えしたり、華やかな雰囲気作りなど、女性が喜ぶような楽しいイベントにしたいんです。
―企画の実現・成功のために気をつけることは?
私は性格的に「やらなきゃ!」と一人で抱え込む性質ですが、やはり一人の力では限界があります。ですので、なるべく周りの人に頼るよう心がけます。
今回はイベントをたくさんやっている別業種の人に「喜ばせるためにはどうしたらいいか?」と相談しました。それから周りのスタッフに協力をあおぐこと。自分の我をおさえ、周りに感謝しながら一緒に作る、という意識が大切だと考えています。そしてやはり一番大事なのは「楽しむ!」ことです。
―今後どういう自分になっていきたいですか?
「ナリジナル」とはまさに“なりたい自分“と“オリジナルな自分”の造語です。
私はこの先仕事も続けて結婚もして子供も産みたいと思っていますので、その一つ一つに役立つような成長をしていきたいです。それぞれに深みを出していくことが、私が楽しいと思えるような生き方に繋がると思っています。
―ラストメッセージをお願いします。
「自分を信じて自分を愛して生きましょう。」
そこを忘れて悲しくなっちゃう人も多いので、、というのは今しゃべりながら自分にも言い聞かせています。「あ、忘れてた」と(笑)。
“自分を”大事にすることを女性はとくに忘れがちです。どうしても“人に”気を遣う。自分以外の誰かを大事にすることはとても大切なことですが、まずは“自分”を大切にすることが、美と健康のためにも必要だと思います。