1月のおすすめ 啓翁桜
けいおうざくら と読みます。
桜っていうと、3月下旬ころから咲き始める、もう少し先の春のお花のイメージでしょうか。
この啓翁桜はそれよりもひと足早く春を届けてくれる、冬に咲く桜として注目されています。
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クリスマスが終わるころから日本一早く!?全国に出荷され、新年を迎えるころには小粒でかわいい花たちがささやかな春を添えてくれます。優しい薄紅色の花びらと咢(がく)の若緑色に、ココロほっこり、和みます。
産地として名高いのが山形県。秋の訪れが早く春が待ち遠しい、寒冷な気候が栽培に適しているそうですが、生産者さんの寒い寒い雪の中での作業と手間……脱帽です。
お花や葉は飾ることだけでなく、塩漬けにしてお茶に入れたり、あんパンや季節のパウンドケーキにのせてみたり、食べられるお楽しみもありますよね。
しかも、この桜はバターのような、ちょっとクリーミーで甘い香りがするんです。不思議ですね。
おうちの中でひと足早い春♪ちょっと飾ってみませんか。
★原産地…桜としてはヒマラヤ近郊や北半球の温帯地域。啓翁桜は久留米で生まれた交配種。
★花ことば…純潔、精神美、神秘な心 など
★出回り時期…12月下旬~3月下旬ころ
★花持ち…1~2週間ほど
★飾るンポイント…花瓶に活ける時は、枝の切り口に十文字に切り込みを入れると水揚げがよいです。
つぼみが堅いうちは暖かいお部屋に飾っておくと咲きやすいです。暖房の風に直接当たらないように注意です。開花後は乾燥に注意。涼しい場所に飾るとより長く楽しめます。直接霧吹きしてあげるのも良いです。
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☆枝ぶりを生かして大きく活ける時は特に、切り口を斜めにカットし、十文字に切り込みを入れると、お水の吸い上げが良いです。
枝ものはお水が大好きなので、たっぷりのお水に活けてあげましょう。濁らないように清潔にしておいてあげてください。
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☆短くカットして。この花瓶に見えるものは、全部調味料の空き瓶です。
おうちにあるもの、なんでもよいのです。ちょこっと飾るにも十分かわいいです♪