みなさーん！今年の5月10日は何の日かご存知ですかー！？

　　　　　　　　　＜Thanks mom.＞

はいそうです、母の日です！お客様にとってもフローリストにとっても、毎年大切な日ですね。

母の日といえばカーネーション。まだ4月ではありますが、花屋業界からの宣伝も含め(てへっ、すみません)ご紹介させていただきたいと思います。

カーネーションが母の日に贈られるようになったのは1905年頃。アメリカに住む女性が、亡くなったお母さんが好きだった白いカーネーションを教会で配ったことがきっかけでした。花言葉もそこから連想させるものが多くあります。

また、十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが流した涙から生まれた花、とも言われ母性愛を象徴する花とされています。

1月にご紹介した菊と並んで、世界3大切り花の一つ(あと一つはバラ)。国内においても出荷量が菊に次いで第2位の売れっ子さんです。

　　　＜スプレータイプのカーネーション＞

1本の茎に一輪咲くスタンダードなタイプと、茎が枝分かれして数輪咲くスプレータイプ のものとあり、色や花びらのバリエーションもとっても豊富。その数は3000種を超えるそうです。日持ちもとっても良いので、ぜひデイリーフラワーとしてお楽しみください。

カーネーションはナデシコの仲間です。ナデシコ仲間で特におすすめしたいお花が他にもありますので、今回はちょっと欲張って、こちらもご紹介しちゃいたいと思います。

まず一つめが「サクラコマチ」。
その名の通り、花径１㎝ほどの桜を小さくしたような花たちが、枝分かれした茎先にたくさん集まって咲きます。淡く優しいピンク色がキュンと愛らしく、気持ちが和みます。終わった花がらを取り除いてお手入れしてあげると、さらに長持ちしてくれます。

そして二つめが「テマリソウ」 。マリモじゃないですよ。コロコロまぁるくフサフサ。花びらは無く、咢だけのお花で個性的です。お花としてもグリーンとしても使え、いろんな花たちとの相性も良く、いい味を出してくれます。ナデシコ（撫子）の名前の由来に、撫でたくなるほど可愛いらしいから、という説がありますが、その通り、ついポンポンよしよし、と撫でてしまいます。

　＜マリモじゃないですよ。＞

みんな仲間なのに、見た目がまるで違うこのお三方。それぞれの趣があってステキです。日持ちも良いのでギフト にも自宅にもおすすめ。ぜひおためしあれ♪です。母の日のお花屋さんは大変混み合いますので、ご予約はお早めになさることをおすすめします。

＜サクラコマチも加えてブーケに＞

★原産…南ヨーロッパ、西アジアの地中海沿岸
★花言葉…代表的なものは「無垢で深い愛」、「愛を信じる」　など。
　　　　　色別には、赤：母への愛　ピンク：女性の愛　白：純粋な愛　紫：誇り、気品　など。
★出回り時期…周年。最盛期は3月～5月。
★日持ち…10日ほど。それ以上にもつことも！
★飾るンポイント…水が深すぎると茎がぬめりやすくなります。ぬめってきたら水で洗い流し、水を清潔に保ってあげてください。咢の部分がふかふか柔らかくなってきたら終盤です。でも、そこからもだいぶ長く楽しませてくれます。