第8回:構図は心が動いたポイントで決めよう!

ブログやSNSなど、文章やコメントだけでなく、自分で撮った写真を人に見てもらう機会って増えましたよね。

「菜緒さんの企画ノート」でも
「セブ島日記」「続・セブ島日記」
「朱印女子の開運パワースポット巡り」
「花のコンシェルジェ」
などでは、自分たちで撮った写真を記事に載せています。

でも、写真は初心者ばかり。「もうちょっと素敵な写真を撮れるようになりたい!」と思い、「潮風カメラマン 宗」さんからアドバイスをいただきました。

●潮風カメラマン 宗さんプロフィール
西武主催の写真展で全国グランプリ獲得。以来10年以上、大好きな海をテーマとした写真を中心に、「心の風景を写し出す」写真を撮り続けている。

 

バナー明治神宮

今回も「朱印女子の開運パワースポット巡り」記事用に撮影した写真へのコメントをご紹介します。

神宮橋
アングル、空の入れ方も無理なくて、植込みへの光の当たり具合もよいですが、左側の景色と、右の看板は無い方がすっきり感が出ると思います。

 

鎮守の森
木々の葉にあたるがきれいです。見上げたアングルを取った事で木々がそびえたっている様子、高さを感じる画になっています。鳥居を真中に置いた構図でも面白かったかもしれません。

 

酒樽1
画面右上から左下への奥行を感じるアングルで撮れています。
画面下はもう少しカットし、上を広げるとさらに画に勢いが出ると思います。

 

酒樽2
ローアングルで斜めに撮っていることで奥行を感じる絵になっています。
逆光気味の光も効果的で酒樽の屋根が綺麗に写り、締りのある画になっています。

 

大鳥居
画面の左下から右上にかけて勢いを感じる構図になっています。
道路を画の一番下に少しだけ入れたことで広がり感を生んでいます。その中で大鳥居の位置も良く、より堂々と立派に見えます。

 

清正井
全体の雰囲気は伝わりますが、その中で特に何を撮りたかったのかを遠慮せずにもっと前面に出して良いです。
心の触角が動いたポイントが何かを自問してみましょう。より主張がクリアな画になります。

 

手水屋
あえて顔が見えないのが良い味を出しています。手の表情から賑わいを感じます。
特に右側の人の手が画に動きを与えています。逆光で優しく反射している水も良いインパクトを持たせています。

 

夫婦楠
地面とその上が半々になっていますが、広場の大きさを強調したいのであればより地面の面積を大きく、逆に快晴の爽やかさを強調したければ空を大きく取る、など、撮影者がこの景色で何に心を動かされたかをより強調すると良い画になります。

構図を決めるのは、撮影者の心、感動したポイントなのです。

 

楠
しめ縄と両脇の大木、しめ縄越しの人の賑わいのバランスが絶妙です。
しめ縄に当たっている光もいいインパクトを生んでいます。

 

朱印帳
机の下が映ってしまっているのはカットしたいです。そこがカットされるだけでシンプルで面白い画になります。
画面の四隅を見て余計なものが映っていないかを是非意識しましょう!

 

いかがでしたか?

 

前回から引き続き、「構図」についてのアドバイスが多いですね。

よい構図を作るポイントの「主張したいものがはっきりしているか・否か」の違いで、写真の印象度が違うので、見比べて頂けると面白いと思います。

例えば、手水屋の写真は、思い切って手だけを写したことがいい効果を生んでいます。逆に、井戸の写真は、全体を漫然と撮っているので、インパクトのない写真になっていますね。


もっと詳しく勉強したい方は、「潮風カメラマン 宗」さんのブログをご覧ください。
“潮風カメラマン 宗” 初心者大歓迎! 飾りたくなる潮風香る写真教室

 

 

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