第10回:何を入れて、何を入れない?撮影要素の選び方

ブログやSNSなど、文章やコメントだけでなく、自分で撮った写真を人に見てもらう機会って増えましたよね。

「菜緒さんの企画ノート」でも
「セブ島日記」「続・セブ島日記」
「朱印女子の開運パワースポット巡り」
「花のコンシェルジェ」
などでは、自分たちで撮った写真を記事に載せています。

でも、写真は初心者ばかり。「もうちょっと素敵な写真を撮れるようになりたい!」と思い、「潮風カメラマン 宗」さんからアドバイスをいただきました。

●潮風カメラマン 宗さんプロフィール
西武主催の写真展で全国グランプリ獲得。以来10年以上、大好きな海をテーマとした写真を中心に、「心の風景を写し出す」写真を撮り続けている。

 

 

今回も「朱印女子の開運パワースポット巡り」記事用に撮影した写真へのコメントをご紹介します。

朱印女子バナー
首里城シーサー
主題がはっきりしていて良いです。
ただ背景の石垣とがかぶっているのが残念です。
左側の石垣が白っぽいので、こちらが背景になるように撮ると良かったと思います。

 

 

首里城石垣
テーマとして面白い画だと思います。
通常きっちり組まれている石垣の中で不規則な石垣があると、興味をひかれますよね。

 

今帰仁城跡
バランスのとれた風景画になっています。
画面左下の一番手前にアクセントがあると更に良かったと思います。

 

座喜味城跡
構図として、無駄なものがなくすっきりしています。
人が石垣をじっくり見る様子等を入れ込むと、大きさ感が伝わる画になります。
門の正面からの画も見てみたいです。

 

 

やちむん通り
下からのアングルで面白い画となっていますが、右側の家はもっと少なくなるように配置した方がよいでしょう。
またこの角度からだと厳しいですが、電線を入れない画をとれると良いと思います。

 

おまけジンベイザメ
構図が印象的です。
ジンベイザメが水面に上げた口の周りが白く輝き、そこから降りてくる光が綺麗です。
ジンベイザメのお腹というあまり見られない画も面白いです。
敢えて尻尾までいれなかった点も良かったと思います。

そーきそば
ソバをメイン被写体とするになら手前に配置し、もう少し上からのアングルで撮影した方が良かったでしょう。
画面右上部分、左奥のお皿はない方が良いです。
画面の中に余計なものが写り込まないか、意識してシャッターを切ると良いです。

 

 

いかがでしたか?

今回は撮りたい物がきちんと主張できている写真が多かったので、そこを褒めてもらえていますね。

ブラッシュアップさせる具体的なアドバイスとしては
・背景の色(同色を避ける)
・(大きさを感じさせるため)対比物を配置する
がありました。

撮影要素に、何を入れて・何を入れないか、というのは難しいですね。有りバージョン・無しバージョンの両方を撮って比べてみるのも勉強になりそうです。「ジンベイザメ」は(尻尾を)入れないで成功したケースです。

 

もっと詳しく勉強したい方は、「潮風カメラマン 宗」さんのブログをご覧ください。
“潮風カメラマン 宗” 初心者大歓迎! 飾りたくなる潮風香る写真教室

 

 

初心者向け「写真をイメージアップする!」アドバイス集 と同一カテゴリの記事

話が広がるタネをあれこれ と同一カテゴリの記事

ページTOPへ