チーム写浪漫 写真展 “-瞬- moments”(20180901-29)
【初心者向け「写真をイメージアップする!」アドバイス集】特集でご協力いただいていた「潮風カメラマン 宗」さんが、仲間と写真展を開催されている、ということで、共同通信社(汐留)「ギャラリーウオーク」に行ってきました。
「ギャラリーウオーク」は、共同通信社・東京本社がある汐留メディアタワー内の展示施設「ニュースアート」の3階部分。吹き抜けに作られた螺旋階段を上ったところにある通路。共同通信社では、この場所を団体、個人に無償で提供し、展示会場として貸し出しています。
グループ名は「チーム写浪漫(シャロン)」。写真好きな高校時代の同級生(とその家族1名)で結成されたグループです。
メンバー12名のうち、写真家として活動している方はごくわずか。残りのみなさんは、本業は別に持ちながら、趣味レベルよりは ”前のめり” 気味に写真を撮り続けている方々。中には30年近く撮り続けているメンバーもいます。
同級生ネットワークでギャラリーウオークの存在を知り、写真展が実現したことを「こんなすごい場所がなんと無料なんです!約1か月という開催期間も含めて、奇跡としか言いようがないイベントです。」とチームリーダーである宗さんが興奮気味に語っていました。
展示は、ひとりずつ「一文字」で表現できるテーマを決め、そのテーマに沿った写真をレイアウトする形式。
まずは、愛犬が与えてくれる一瞬の光をとらえた写真に目を惹かれました。写真展名:「~瞬~ moments」には、「それぞれの宝物である瞬間を永遠に残したい」という思いが込められています。
「目がカメラになるんです。」というお話を聞かせてくれたのは、参加者のおひとりで展示案内のためにいらしたAさん。
「韓国が好きで何度も訪れているんですが、“いい写真を撮ろう”と思ってシャッターを切るようになってから、この国ってこんなに美しかったんだ!って感じるようになりました。旅行先だけでなく、日常生活でも今まで見ていたものが “えっ?こんなにキレイだったっけ?” って。。。写真を撮ってる人って、こんな世界を見ていたんだ、と。
写真を撮り始めて学んだのは、何を撮るか、どう見るかが大事、ということ。経験が豊富な他のメンバーの作品を見て、写真を撮るとは “瞬間を切り取ること” なんだと気づきました。」
”瞬間を切り取る”というキーワードつながりで私が面白いな、と思ったのは、この写真。オーケストラの演者を撮るのに、あえて顔を写さない?と思いきや、楽器に映りこんだものをよく見ると実は、、、。タイトルが「Refrection」だと知ってニヤリ。
「日常的にカメラを構えるようになったのは、この1,2年」というAさんに、
「自分より上手な人たちと一緒に参加するのに躊躇(ちゅうちょ)しませんでしたか?」という質問を投げかけてみると
「最初は、比べられるのはイヤだなって思いました。でも、熱心に誘ってもらって、人との比較じゃなくて、今の自分で ”せいいっぱい” やればいいんだ、って思って参加しました。」
と、こちらまで勇気をもらえるコメントをいただきました。
動画やスマホの画面で見る画(え)に慣れてしまった私たちですが、「自分にとって大切な瞬間を逃さずに見る目」を育てるために、日常から大切に切り取られ、紙に写し出された作品を見に、写真展に出かけてみてはいかがでしょうか。
【チーム写浪漫 写真展 “~瞬~ moments”】
会期終了(9/29)まであとわずか。入場無料。
共同通信社(汐留)「ギャラリーウオーク」にて 9:00 – 19:00 (土日祝 10:00-18:00 最終日~19:00)