東京ビッグサイトで開催された『東京ケアウィーク2020』に行ってきました。

『東京ケアウィーク2020』とは、以下の展示会の総称で “超高齢化社会”の課題解決に関わるソリューション提供者と現場（施設・専門家等）のために実施されている介護業界最大級の商談展です。
・CareTEX2020(ケアテックス)
第6回 [国際]介護用品展／介護施設産業展／介護施設ソリューション展
・第3回 [次世代]介護テクノロジー展
・第3回 健康長寿産業展（ヘルスケアJAPAN）
・第3回 超高齢社会のまちづくり展
・第1回 在宅医療 総合展
・第1回 健康施術産業展（からだケアEXPO）

各社ブースで詳しい説明を受けたり、製品が体験できたりするだけでなく、介護現場や高齢化社会に関連するセミナーが無料受講できます。

ソルクシーズグループからは、「第1回 在宅医療 総合展」に、見守りセンサーとロボットを連携した【いまイルモ PaPeRo i（パペロアイ）】を出展しました。

【いまイルモ PaPeRo i（パペロアイ）】とは、ロボットを活用した新しい見守り支援サービスです。

NECプラットフォームズが開発したオープンプラットフォームPaPeRo（PaPeRo i）※と、ソルクシーズが提供するセンサーを活用した見守りシステム「いまイルモ」を組み合わせています。
※PaPeRo iはネットワークとネットワークを接続するためのハードウェアやソフトウェア、そしてロボット型のユーザーインターフェースを融合させた商品です。

「おっ、あんなに小さなロボットがいる」と足を止めてくださった来場者の方がいましたが、小さいほうは展示会用に作成したマスコットです（笑）

PaPeRo iの大きさは、幅 約20cm、高さ 約30cm、奥行き 約23cm、重さ 約2kg。テーブルの上に置けるサイズです（盗難対策用のセキュリティスロット付）。

「実物はこちらですよ~」とご案内した後も「カメラがついてるのに、それっぽくない見た目でいいね」と言ってくださいました。

簡単な挨拶もできるので、導入している施設では「パペロちゃん、おはよう」と声かけする入居者の方もいらっしゃるそう。見守る「機械」ではなくマスコットとして認識されているのですね。

PaPeRo iと組み合わせている、ソルクシーズが開発した「いまイルモ」の見守りセンサーはこちらです。

部屋の「明るさ」や「温度・湿度」、部屋にいる人の「モーション（動き）」を測定できるセンサーで、これで収集した見守られる方のデータを利用して、介護が必要な方の見守りをサポートすることができます。

●いまイルモ PaPeRo i

『いまイルモ　PaPeRo i』は、主に入居型介護施設における徘徊や外出防止を支援するために、「いまイルモ」のセンサー機能とコミュニケーションロボット：PaPeRo iによる「通知」「声かけ」「録画」機能のコラボで生まれました。

例えば、介護施設の出入り口に『いまイルモ　PaPeRo i』を置き、モーションセンサーで人の動きを感知させると、外出しようとする利用者をモーションセンサーが検知してロボットが「どこに行くの？」「中に居ようよ♪」といった声かけをします。

それと同時に職員にメール等でお知らせすることができるので、徘徊（外出）防止に役立ちます。「声かけ」と同時にロボットに内蔵されたカメラが録画をするので、そのまま外出してしまった際には服装などを捜索の手がかりにすることができます。

『いまイルモ』がこだわっているのは「センサーの信頼性の高さ」。そしてロボットとのコミュニケーションで実現する「高齢者の孤独感の緩和」というコンセプトに、来場者のみなさまにも関心をもっていただきました。

介護業務の一部をテクノロジーでサポートすることにより、人手不足に悩む介護現場に余裕を生み出すことが期待できます。

『いまイルモ　PaPeRo i』は、認知症対応型施設グループホーム（「エムズ赤坂」） にて、『いまイルモ』単体では有料老人ホーム（「ジョイステージ八王子」） にて導入実績があります。

施設における外出・徘徊予防サポートの他に、ご自宅で『いまイルモ　PaPeRo i』を利用して、「お薬の飲み忘れ」防止や「熱中症」予防に役立てることもできます。その利用法については、こちらの資料 で詳しくご紹介しています。

高齢者の「安否確認システムやサービス」「高齢者一人暮らし」「認知症見守り」についての情報が充実しているブログも載っている「いまイルモ」のサービス紹介ページはこちらです。