人手不足対策展2018(20180718-20)
『メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018』 の取材をしに東京ビッグサイト(東ホール)に出かけたところ、西ホールで『人手不足対策展2018』が開催されているのを発見!
展示会名のアナログさにひかれて足を運んでみたところ、ソリューション基盤技術としては、やはりAIが目立っていました。
日本企業ではAI活用が遅れ気味。2017年のAIのビジネス導入率は、米国の46.2%に対し、日本は19.7%。内訳でみると、米国:導入済み:13.3%、検討中:32.9%に対し、日本は、導入済:1.8%、検討中:17.9%(出典:MM総研)。
「業務にAIを取り入れよ!」との命を受けて、AI関連の展示会やセミナーにわんさか押し寄せている方々のお顔を拝見すると、「結局、どうしたらいいのかわからない」「いきなりAIといわれても、実装のハードルが高い」と感じていらっしゃるように見えます。
そんな中、【チャットボット】※ は人手不足対策として比較的、取り入れやすく、サポートデスクやカスタマーサービスの現場で使われているのを目にすることも多くなりました。
(※【チャットボット】:「チャット」と「ボット(=ロボットの略称)」をかけわせた言葉です。人に代わり、テキストや音声を通じて、会話を自動的に行うプログラムのこと)。
展示会で「とっつきやすそうだな」と目についたのは、あえて用途限定したチャットボット【My-ope office (マイオペ オフィス)】。“社内問い合わせ”対応専用のAIチャットボットを作成できるクラウド・サービスです。
総務とか情シスなどの「同じ問い合わせに何度も答えなければならない。問い合わせ対応に時間がとられ、残業が減らない!」といった部署の工数削減に役立ちそうかな、と思いました。
デモを見せて頂くと、運用側の操作画面はシンプルで使いやすそう。想定されるQAをチャット画面を使って登録することができます。
システムの導入時に必ず「費用対効果は?」と聞かれますが、使うひと、特に管理・運用側が ”使いたくなる” システムか?という観点がけっこう重要です。
使っていて楽しいとか、運用が楽というのは、費用には現れませんが「効果」の一つではないでしょうか。
一方、ユーザー目線で【My-ope office (マイオペ オフィス)】を見たときの魅力は「チャットツール連携」です。
LINE、Skype、chatwork、slackなどの使い慣れたチャット内の連絡先の一つとしてチャットボットを登録できるので、専用のソフトを立ち上げる必要がなく、疑問に思ったら同僚にメッセージするのと同じように質問することができます。
※サンプル画像はMicrosoft Teamsとの連携画面(クリックで拡大します)
「AI活用は初めて」という方は、【チャットボット】の活用から始めて、AIとの付き合い方に慣れていくと、AIの活用アイデアがわいてくるかもしれません。