第7回国際スマートグリッドEXPO(20170301-03)
東京ビッグサイトで開催された『スマートエネルギー Week 2017』に行ってきました。国内外からエネルギー関連技術が集結する、業界関係者のための商談展です(一般の方、18歳未満の方は入場できません)。
ソルクシーズグループからは、『第7回国際スマートグリッドEXPO』に株式会社イー・アイ・ソルが、出展※ しました。
※「日本ナショナルインスツルメンツ株式会社」ブース内の展示です。(イー・アイ・ソルは、ナショナルインスツルメンツ社認定アライアンスパートナーです)
今回は
・「音の見える化」リアルタイム音源可視化装置
・TUNNEL EYE (IoTを活用したトンネル工事の安全管理&省エネシステム)
の2展示です。
通りかかった方々が思わず足を止める、リアルタイム音源可視化装置の前。
動く自動車(模型)と、その映像に重なった色画像が刻々と変化していくディスプレイの組み合わせは「コレ何?」と人目をひくようです。
手前の格子状のものはマイク。その後ろにある自動車(模型)の動作音を拾って、奥のディスプレイに情報を表示
コレは「音を見る」システムです。異音・騒音の発生場所を見える化し、騒音対策や不具合箇所の発見に大きな力を発揮します。
25fps※の高速処置を実現したことにより、移動、変化する音をきめ細かく把握することができるのです。
※fps:frames per second。1秒当たりのフレーム(コマ)数のこと。地上デジタル放送が29.97fps、映画が24fps。
●あらためて「スマートグリッド」
ところで、「スマートグリッド」って何?
賢い(= smart)格子(= grid)。。。いやいや、そんなわけない。
スマートグリッドは「次世代送電網」と訳されることもある、れっきとした業界用語。
電力の流れを制御・最適化できることを”賢い”と言っているわけですね。その電力網に組み込まれた専用機器やソフトウェア(システム)を提供する企業が、この展示会に出展している、ということです。
スマートグリッドを実現するテクノロジーとして、IoT(Internet of Things)は大注目されています。
イー・アイ・ソルのもうひとつの展示「TUNNEL EYE」はIoTを利用したシステム。
工事しているトンネル内の状況をIoTを活用して可視化。使用電力が把握できるので、無駄な電力利用の削減ポイントがわかり、省エネを推進できるようになります。
会場では、IoTのためのネットワーク規格:【SIGFOX】も紹介されていました。【SIGFOX】について詳しくは、過去記事『話題のIT系キーワード【近未来技術編】 』をご覧ください。