大塚商会 実践ソリューションフェア2016(2016/02/04)
『大塚商会 実践ソリューションフェア2016』に行ってきました。“最先端のIT製品と各種サービス&サポートを組み合わせた大塚商会ならではの最新ソリューションをご紹介”するイベント(フェアHPより引用)だそうです。
会場は「ザ・プリンスパークタワー東京」。リッチな雰囲気が漂います。フェア会場は、「展示会場」と「豪華講師陣による特別セミナー会場」という構成。
まずセミナー会場で、青山学院大学陸上競技部監督 原 晋(はら すすむ)氏の講演を聞きました。マインドマップ※ でとったメモをもとに紹介します。
(※マインドマップ:トニー・ブザンが提唱した思考・発想法の一つ。その活用法などはこちらをご覧ください)
講演タイトルは「青学陸上競技部 躍進の秘密 ~箱根駅伝に学ぶ人材育成術~」。
●笑顔のパフォーマンス:青学陸上競技部
原監督は、
・自身は「箱根駅伝」の出場経験なし
・実業団の陸上部は怪我のためクビ
・監督経験なし
という異例の経歴ながら、青山学院陸上競技部の監督として、第91回(2015年)箱根駅伝大会の【初優勝】に続き、第92回(2016年)大会で【連続優勝】を果たしました。
その強さもさることながら、今までの駅伝レースで見られた「タスキを渡した後、崩れ落ちる」「執念のゴール」というイメージを覆す「笑顔のタスキリレー」「元気いっぱいゴールイン」というパフォーマンスが注目され、監督はバラエティ番組や講演にひっぱりだこ。
もと営業マンだったという原監督は、選手たちにも常に【笑顔で】というメッセージを伝えている、とのこと。
●不屈の精神 「信じてやり続ける」
そんな「楽しく」「爽やかな」イメージが強い青学駅伝チームですが、優勝への道のりは楽だったわけではありません。
今年も選手の怪我や不調でレース直前までオーダー(何区に誰が走るか)が確定しなかった、などというエピソードを語ってくれました。
連続優勝も周到な計画の賜物。監督就任時に
・5年目までは強くなるための“意識づけ”
・6年目でシード権獲得を目指す
・11年目で優勝争いに参戦する
という目標をたて、地道に取り組んだ結果だとおっしゃいます。
「当たり前」のことを「情熱」をもって「ブレずに」やり続ける覚悟があってこその箱根駅伝連続優勝なのですね。
●問題に向かう「態度」が全てを決める
1区を激走し【区間賞】をとった久保田選手や、三代目【山の神】と呼ばれる神野選手などのエースを生みだした青学駅伝チームですが、監督がおっしゃるには「人の能力には大差はない、差があるとしたらそれは【熱意】」なのだそうです。
「(目標達成を妨害する)問題にどう向き合うかが全てを決める」という力強い言葉に励まされました。向き合うときに大切なのは、先入観や自己防衛の気持ちを捨てること。
そうおっしゃる監督は「負けの美学もある」、そして最後は「なんとかなるさ」と思ってやり遂げてきたそうです。強いチームを作りながらも、どこか肩の力が抜けた親しみやすさを感じさせるのは、常に「何ができなかったか」ではなく「何ができたか」を問う、というまなざしの持ち主だからかなぁ。
講演後、展示会場で【たのめーる】※ のブースに立ち寄りました。
※たのめーる:オフィスの必需品を最短当日にお届けする通販サービス(たのめーるHPより)
「女子力アップ文具」というコーナーがあったのでチェック、チェック!
そこで見かけた「静電気でくっつく掲示ボード:ラッケージ(RACKAGE)」に注目しました。便利そう。
会場が狭い(ホテルで開催)のせいもあるかもしれませんが、展示会は大盛況!業種限定の展示会と違い「オフィス」というキーワードは業種を問わないので、みなさん来場しやすいのかな。
当フェアは東京のほか、大阪、名古屋で開催されます。
【大阪】
2月17日(水)~2月18日(木)
大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
【名古屋】
3月3日(木)~3月4日(金)
ヒルトン名古屋