COMPANY Forum 2016(2016/09/28‐29)①
ワークスアプリケーションズ主催の『COMPANY Forum 2016 』に行ってきました。
会場は「グランドハイアット東京」「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」「六本木アカデミーヒルズ」「ベルサール六本木」。
この記事ではオープニングスピーチの様子をレポートします。
●オープニングスピーチ
株式会社ワークスアプリケーションズ 代表の牧野氏が登場。「データベース連動」で業務をどんどん便利にする「世界初の人工知能搭載エンタープライズシステム【HUE(ヒュー)】を生み出しました。
【HUE】については「HR SUMMIT 2016(2016/05/12)② 」でもレポートしています。
突然ですが、会社内にある情報もGoogle検索みたいに、知りたいときにすぐ検索して使えたら便利だと思いませんか?
「キーワード検索」はGoogleなどでなじみがあると思います。プライベートではなんでもすぐ検索できるのに、会社では「この顧客のことはAさんに聞く」「社員情報は人事部しか持っていない」ということになり、欲しい情報に到達するために非常に時間がかかります。
営業データ・人事データ・業務データなどを使いたいとき、Google検索と同じことができたら便利ですよね。しかし、一方で「大事な情報のアクセス範囲をなるべく狭くしたほうが安全」というセキュリティの観点から、ビジネスシステムでは情報のデータベース※化が進まないものと思われます。
※データベースというのは、たんなるデータの集まりではなく、データ同士の関連性が付加されて格納されている、というイメージです。
【HUE】の大きな特徴として、あらゆる機能が、情報豊富なデータベースと連動している、ということが挙げられます。そのデータには「過去の作業ログ」も含まれます。
オフィスにあるコンピュータのデータ処理量が増えたことで、たくさんの仕事をこなしているように錯覚していますが「コンピュータを操作することは仕事ではない!」と牧野氏は言い放ちます。
人間がすべきことは「新しいことを考えること」「決断すること」。
そのために必要なデータを入力したり、繰り返しの処理やデータパターン分析から提案したり、、、は人工知能に任せよう!という発想で開発されたのが、ワークスアプリケーションズの【HUE】。
デモンストレーションでは、
・フォーマットがまちまちな応募書類に書かれている各項目を、採用判断に必要な項目と自動で突きあわせて、一覧表を作るところ
・会計データに不整合が発生した場合、原因と考えられる伝票を検索して表示してくれるところ
などが紹介されました。
多彩で便利な機能を見ていたら、人工知能と ”ともに働く” 時代も遠くないのでは、と思いました。
今回はここまで。次回は、人工知能の世界的権威:レイ・カーツワイル氏のセッションについてレポートします。