【IBM Watson Summit 2016】①セッション内容 (20160526)
(元)IBM Champion:よっしーは、2016/5/24~5/26に開催された【IBM Watson Summit 2016 】内のセッション※でBluemix を利用したデモを行いました。
※セッションタイトル:「IBM Notes/Domino で IoT – XPages on Bluemix の応用例」
セッションのリハーサルもかねてBluemixについて説明した「社内勉強会」の様子はコチラ でお読みください。
今回は、セッションの様子とともに、開発ツール:Node-REDについて紹介します。
●セッション内デモの様子
今回、開発・デモ発表を行ったのはこのメンバーです。
よっしーは、「センサーを使ったIoTシステム」 を開発しました。
当社の見守りサービス「いまイルモ 」で使用しているセンサー付きのデバイスを利用した、会議室の使用状況がわかるシステムです。
会議室に「いまイルモ」センサーを設置し、そこで計測したデータ(照度・温度・湿度・人の動き)をクラウドに送り、判断して、照明がついているか・部屋の中に人がいるか、が一目でわかるシステムを作りました。
「部屋の中にひとがいて人がいて電気がついていない」状態から
「電気がついた」状態
直感的にわかりやすいデモンストレーションに、セッション会場のみなさんの注目度も高まり、この画面が表示された瞬間、会場にカメラのシャッター音が響きました。
複数の部屋の状態を監視している画面例として、先日の「社内勉強会」で紹介されたデモ画面もお見せします。(「社内勉強会」の様子はこちら )
会議室予約システムと連動させることも考えられます。
(今回は、仮の会議室予約システムからの情報を表示しています)
照明がついている会議室に色がついています。人がいる会議室には青い人マークがついています。
「利用予約されているけど実際は部屋が使われていない(またはその逆)」とか、(フロアの最終退出者が)「会議室の照明の消し忘れはないかな」とチェックするのに便利そうですね。
●Node-RED
今回のアプリを開発したツールについても紹介します。
Node-REDはブラウザベースで処理を作れる便利なツールです。
特徴は、【ノード】と呼ばれる「機能をカプセル化したモジュール」を選んで・並べて・つなぐだけ でアプリケーション作りを進められるところです。
これがシステム全体の概要図。
「IBM IoT Foundation」「Node-RED」「Xpages」は、すべて「IBM Bluemix」上で利用できるテクノロジーです。
今回のデモでは「IBM IoT Foundation」でセンサーが計測したデータを収集・蓄積し、「Node-RED」でそのデータを加工し、「Xpages」で監視用のWeb画面を作りました。
【オマケ】
セッション終了後、展示会場のIBM のブースの一部をお借りしてデモンストレーションを再度行いました。入り口の真横なのでとても目立っていました。
展示会の様子は【IBM Watson Summit 2016】②展示会 記事で紹介する予定です。