ざっくりわかる【ふるさと納税】③3つのハードル編
※これは「ふるさと納税大感謝祭(20170902-03)」の *おまけ* 記事です。
前回の「ざっくりわかる【ふるさと納税】②税金を取り戻す編」、ちょっと難しかったですか? 今回は控除手続きも含め、【ふるさと納税】に存在する「3つのハードル」について説明します。
●ハードル1:寄附額上限の見積もり
自治体に寄附した金額が戻ってくるから【ふるさと納税】はお得、と言われています。でもこの控除金額には上限があります。
「原則として自己負担額から2,000円を除いた全額が控除の対象」となると決められていますが、この「全額控除される寄附金額には、収入や家族構成等に応じて一定の上限」があります。
総務省サイトに上限金額の目安表があったり、「【ふるさと納税】①始めるステップ編」で紹介した納税代行サイトに計算シミュレーションツールがあったりしますが、あくまでも「目安」。正確な金額は確定申告時に計算しないとわかりません。
この金額は年収をもとに決めるので、固定給のサラリーマンは年収の見積もりをしやすいですが、収入の変動が大きい方は、年末まで自分の上限金額が見積りにくいという特徴があります。
私の周りでは、前年の年収をもとにだいたいの上限金額を見積って寄附をし、年末が近づいて、再見積もりの結果、もうちょっと寄附できそうなら追加する、みたいな方が多いですね。
もちろん上限額まで寄附する必要はありませんし、逆に上限額を超えて行った寄附額については、当然、戻ってはきません。
●ハードル2.控除手続き
これは前回記事で説明しました。節税目的で【ふるさと納税】したのに、手続き漏れしたらアウト。「確定申告」「ワンストップ特例」、いずれの方法をとるにしても、締切りには注意しましょう。
特に「ワンストップ特例」を利用する方は、申告書送付の締切りが1月10日。年末年始で忙しいとき(もしくはだらだらしているとき)に送ろうとしても絶対忘れますよね(笑)。早めに忘れずに送付しておきましょう。
「確定申告」ビギナーのみなさんも、3月15日の締め切り日を意外に忘れがち。サラリーマンは月末締切りに慣れていますからね。私はそれで前年の医療費の「確定申告」をしそこなったことがあります。
(実は、遡って申告できるので、次の年に2年分まとめて申告しましたけど、できれば忘れずに手続きしましょう。)
●ハードル3.お礼の品 送付タイミング
【ふるさと納税】では、返礼品として地方の特産品などがもらえますが、通販ではないので、申し込んだ(寄附をした)からすぐに届くとは限りません。
特に旬のある生鮮品の場合は、決まった期間にしか送られてこないので、「いつ送られてくるのか?」については申込時にきちんと確認しておきましょうね。
それを知ったうえで「忘れたころに送られてくる」というのもサプライズ・プレゼントみたいで楽しいですけど♪
(まとめ)
今年【ふるさと納税】デビューした“れい”のレポートは以上です。
今回いろいろ調べて決めた私の【ふるさと納税】との付き合い方は
・【ふるさと納税】は通販ではないし、得をするためにするものではない。自治体に“寄附”して、ちょっと“お返し”がもらえればラッキー
という気持ちでするとよいかも、ということです。
確定申告は忘れずにしようと思いますが、上限金額を気にしすぎてケチケチしたり、身の丈以上の寄附金を支払ってしまったり、ということがないように気をつけようと思います。